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2010年 08月 27日
「学校に遅れるから早く支度しなさいって何回も言ったでしょ!何でまだ全然できてないの?」
「お母さんが言わなきゃ全然やらないし、言ってもやらない。どうしたらいいの?」 「あなた、学校行きたいんでしょ?行きたいって言ってるだけじゃ行けないでしょ?支度はしなきゃいけないし。お母さんに送ってってもらわなきゃいけない。お母さんが送って行くってことは△△(=下の子どものこと)も連れて行かなきゃいけないんだよ。だったらお母さん、△△の支度もしなきゃいけないの。お母さんが毎朝ばたばたばたばたしなきゃいけないのはあなたを学校に送って行かなきゃいけないからでしょ」 「自分が学校に行きたくて、そのためにはどうすればいいか、支度するのに何をしたらいいか、もういいかげんわかってるでしょ?わかんないの?そういうことがわからないんだったら、学校行くのやめちゃいな。お母さん、その方が楽だもの」 「学校行くのになんでバックパック持って出ないの?自分のことでしょ?」 「ああ、もう・・・・・・お母さん、情けなくて仕方ない。こんなこともきちんとできないなんて信じられない!」 「ほら、もうバックパック忘れてるじゃない!さっき言ったでしょ?あんた、何しに学校行くのよ!」 下の子は下の子で出された朝食が気に入らないと暴れ、じゃあもういいよと切り上げさせようとするとまた暴れる。 朝っぱらから子どもたちを怒鳴り散らし、娘を学校に送っていくのにアパートを出た後もその調子、車に乗っても気が治まらない。 「もう、お母さんあんたたちの面倒みるの、いやだ。朝から晩まで一日中どっちかを怒ってなくちゃいけないんだもの。あのねえ、お母さん、怒りたくて怒ってるわけじゃないのよ。怒るのいやなの。ほんとにいやだ!」 夜になると正直、一秒でも早く寝てくれないかと思う。 「お母さん、あんたたちが寝てる時が一番いいよ。朝元気で目を覚ましてさえくれれば寝てる時が一番かわいい」 とまで言う。 娘の朝の支度が遅いことについて、夫は、 「子どもなんだから仕方がないんだよ。1ステップ1ステップ、いちいち言ってやらないと」 と言う。確かにある程度はそれで改善できるかもしれない。 彼は「あの子はのんびりタイプ。それはそういうものでしょうがないのだとお母さんが受け入れてやらなければならない」とも言う、私もその通りだと思う。 私が娘のそういうところについイライラしてしまうのは、一つには私が今疲れているからだろうと思う。 そうでない時は「そういうものだ」としてすんなり受け入れられる。その時は自分が我慢しているという感覚もない。でもいったん疲れてくると、まるでそういう時の分をこれまで自分がどこかに押さえこんでいたかのように爆発する。「塵も積もれば山となる」というが、自分の知らないところにそういうもの溜めこんでいただけなのか、それがどんどん膨れあがり、ある時にとうとう押さえ込んでいた箱の蓋(私はこれを自分で「地獄の蓋」と呼んでいる)をバカっと開けてしまうのだ。 そういう風になってしまうのは、私自身がそもそも娘と同じようなのんびりタイプの人間であるのに、子どもの頃早い段階で母にそれを矯正されて育ったからだろう、と自分なりに分析している。 だから自分に余裕がある時は「私は母のようにはしない」とできるのだが、余裕がなくなってきて自分の手持ちのカード(本当に自分に身に付いたやり方)でなんとかするしかなくなってくると、知らず知らずのうちに「(私はそうやって育ってきたのに)なんであんたにはできないの!」という風になってくるのだろう。 でも私が必要以上にイライラするのには他にもわけがある。そして私の目から見ればそっちの方が大きな問題だと思う。 さっき、日本人学校の補習校(土曜日のみ)で娘と同じクラスの男の子のお母さんと電話で話をしていたら、やっぱり「最近、怒ってばっかりでねー」という話になった。 「『お母さんなんて大っ嫌い!怒ってばっかり』って言われた」と彼女。 「そうだよねえ。うちも全く同じ、朝からずっと怒ってんだもの。毎朝学校に送っていくのが大変なの」 「確かに私、怒ってばっかりなの。でも、怒んないといけないのよ。仕方がないの」 「それで、怒ると閉じこもっちゃうでしょ?」 「そう、ぷいって1人でいなくなっちゃう。何考えてるか全然わかんなくて・・・・・・」 「小さい頃はさ、(『ああ、今こう思ってるんだなあ』『こう感じてるんだなあ』ということが)何となくわかったんだよね。でも今はわかんなくなっちゃったよね。切れちゃったっていうか。もう一人前というか、自分とは全然別の人間っていうか」 「そうそう」 ・・・・・・ 「親離れ」「子離れ」というのはよく聞く言葉だけど、それが具体的にどういうことなのか今まで私は本当には知らなかった。 「離れる」ということは「断絶する」ということ-2人をつないでいる回線がどこかで切れるということ-だったのだ。 「言わないと何にもしないし、言っても何にもしない」というのは、娘に取り付くしまがなくなっているということである。 コミュニケーションの方法が変わってしまって、次に新しい方法を見つけ出さなくてはならない状況なのだと思う。新しい方法が見つかったとしてまた再び以前と同じようなつながりを感じるようになるとは思えないけれど、その時はその時でひょっとしたらその変化も悪くないと思えるかもしれない。 問題は今、私たちが断絶してしまっていて、まだ2人とも新しい方法が見えてないということだ。 私はどうしたらいいんだろう?
by liyehuku
| 2010-08-27 01:22
| Diary
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Comments(5)
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pariurara
at 2010-09-21 19:00
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はつコメントです。今日 急に このブログが見られる様になったよ。そうだよね 2人も子どもがいて やらなきゃいけないことが山積み しかも 目の前ですぐにやらなきゃいけないこともたくさんある、そりゃイライラするわ。待つ余裕もなくなってくるよね。それに女はホルモンのバランスだってあるし。
寝るときに 「ママはあなたのことが大好き」ってぎゅーってしてあげるのを忘れなければ(日本人はそういうのやらないけど 子どもはやってもらったら嬉しいよね)そんなに自分を責めなくてもいいよ。だってお母さんだって 人間だもの。 この前 偶然 双子のママの家で(2歳の一卵性)こんな本があったので ぱらぱら読んでたんだけど 結構考えさせられました。高校の担任だったときのことを思い出して「あーやって行ってあげればよかったなー」とか。例が色々あって 読みやすかったよ。本の紹介をしているこんなサイトがあったのでのせときます。 http://education.chase-dream.com/ikuji/magicword.html
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una
at 2010-09-23 20:31
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あー。うちもそんなでした。
何度か衝突して、「お母さんが家を出るまでに支度ができていなければ置いて行きます。」と宣言し、やはり支度ができなくて、置いていきました。(玄関外で待ってた) 娘は泣きながら支度をして、私はそれを手伝いましたが、「soraちゃん、今度から朝ごはん食べる前に支度する。」と言い、その日から朝の食事前に幼稚園への支度を済ませています。 もちろん忘れることもあるので、「最近は支度ができていないなら朝ごはんは食べられない」という風になりました。 ちなみにシュタイナー的には、これくらいの年齢だと感覚が開いているので、刺激に弱い。(支度をしていても、下の子が遊んでいたら支度をせずに遊びだす) その都度親が「端的に」(コレも大切らしい。シンプルでないとわからない)「コップをいれて」などと動作を指定すると良いそうです。 ご参考までに
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liyehuku at 2010-10-12 21:37
unaさん、
返事が遅くなりました。 >刺激に弱い これは、ほんっとにそう。 「お前はニワトリか!」と突っ込みたくなるほどあっという間に忘れたり、そもそも聞いてなかったり(「耳ほじるぞ」というのが最近の私の口癖です)。 >端的に そう、夫にもそう言われるんですが、そういう時って既にこっちがカッカしてることが多いのでなかなか難しいですよね。私が自分で自分の火に油を注いでるようなこともあります。
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liyehuku at 2010-10-12 21:51
pariuraraさん、
きゃー、見られるようになったのね。めでたい。 『子どもが育つ魔法の言葉』 実は上の子が生まれた後に別の友人から強く勧められたのですが、当時は日本の本が入手しにくかったこともあって結局まだ読んでないのです。 ・・・・・・何かね・・・・・・でもね。 こんなこと言うのは恐ろしいことだけど、精神的に余裕がなくなってくると子供が傷つくような、それも深く傷つくようなことをわざわざ言ってしまうようなところがあるの。 最近西原理恵子が青少年向けに書いた本を読んだのだけれど、その中にあった「負のループ」(自分の親がしたことを-自分がそれで深く傷ついたにもかかわらず-子どもにしてしまい、それがまたその次の世代にも続いていくこと)という言葉が胸をえぐりました。 子どもを産む前には自分なりにけりをつけていたはずの母との関係が子どもを産み年を経るにつれてますます苦痛になるものそのせいかもしれない、とかいろいろ考えてしまう今日この頃です。 <続く>
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liyehuku at 2010-10-12 21:52
<続き>
「私にはこうすることしかできない」と正当化して開き直ってしまったらおしまいだけれど、私を否定してしまうこともできない。 今の私は「『いい親』を演じると子どもとよそよそしい距離ができてしまう。それならいっそ本気で怒った方がいい」ということに活路を見出しつつあります。子どもって無意識のうちに「それは本当のお前ではないだろう。お前の本当の姿を見せてみろ」と挑戦してくるようなところがあるしね。 ほんと、大事なのはその後(=フォロー)だと思う。 最近、娘が言うのよ。 「○○ちゃん、お母さんが怒ってても好きよ。お母さんは怒ってる時でも○○ちゃんのことが好きでしょ?」 「そうよ。お母さんは怒ってても○○のことが好きよ。でも怒ってる時はほんとに怒ってんの。ほんとに怒ってるけどだから嫌いっていうことじゃないの。もしお母さんがそういう時に『嫌い』って言ってもそれは本当のことじゃないからね。お母さん、疲れてるだけなのよ。病気みたいなものなの」 <終わり>
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