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2011年 01月 27日
裁縫と編み物に凝っている。
途中で放置していたキルトもまた始めた。 大きなものなので「こりゃミシンがないと無理だな」と思って何となく遠ざかっていた(うちにはミシンがない)のだが、結局また手縫いでやっている。相変わらずいつ出来上がるのか全く目処がたたない状態だがちょっとずつチクチクやっているのが今の私にはちょうどいいのだ。 昨年はいろいろなことが大きく変化した。まず環境が激変し、そして今私の内側でも大きな変化が起きているらしい。 一針ずつ(または一目ずつ)手を動かす作業で、私は自分の外側と内側との間に生じたズレ、そして以前の自分と今の自分との間のズレを少しずつ埋めているような気がする。 今の私は外界からの刺激をできるだけ避けてさなぎの中にこもるようにして生活している。 アメリカと日本は違う。 「違う」ということをあまり不用意に言いたくはないのだが確かに違う。2歳の子ども(息子のことだ)でさえそれを敏感に感じ取っている。 海外のような全く社会や文化の異なる土地で生活するとその人の中で何かが決定的に変わってしまうのだと思う。それは自分の意識している部分よりもっと奥の方で起こっていることが多いのでそれと気がつかない人も多いかもしれない。 私が今日本で暮らしているのはもともと私とはほとんど何の縁もゆかりもない土地である。でもその方がかえってよかったのだと思う。ここは私にとって外国のようなものだからだ。ある意味では私には慣れた状況ともいえる。 もしアメリカから帰ってきて自分にとって馴染みのある場所に住むことになっていたらひょっとしたらもっとしんどかったかもしれない。変わっているのは自分だけではない。留守にしている間その土地や自分が親しくしていた人たちも変わっている。いわゆる「浦島太郎」状態だが自分自身もドラスティックに変わっている分、話が余計にややこしくなりそうだ。 娘(5歳)が日本での生活(主に幼稚園での生活)の中で何となく違和感を感じているらしいのを感じると心が痛む。しかしそうである一方で娘は子ども特有の強さで幼稚園での生活にどんどん慣れていく。母親としてほっとする一面、ひりひりと切ない気持ちを感じることもある。 ものごとには必ず両面がある。変化してある状態から別の状態に変わるということは、以前の状態の「いい面」を捨てざるをえないというということだ。変化の度合いが大きければ大きいほど捨てなければならないものも大きくなる。 娘はどんどん変わっていく。得るものも大きいが失うものも大きい。 母親である私はそれを傍で見ているしかない。もっともその過程の中でこれまで今ひとつうまくいっていなかった「親離れ」「子離れ」が少し前進したような気もする。 娘が変化の波の中でもがいているのを見るのは自分のことのようにつらい。しかし私は私自身の変化の中でもがいている。自分の問題と取り組むのに必死なので娘のことまでかまっていられず彼女を突き放すことがある。 でもそういう「よい母親でいられない自分」を以前よりもっと自然に受け入れられるようなったと思う。例えば「私って母親(私の母)とそっくりだ」と思うことが以前ほど嫌でなくなった。自分の中で切り捨てていた部分(でもそれは自分の中に深く沈んで残っている)をちょっとずつ「自分のもの」として受け入れられるようになってきたのかもしれない。 ある程度まとまりをもっていた「自分」(自我というべきだろうか。自分の意識できる領域)にそれまでそこから切り捨てて無意識の中に押し込んでいた部分を取り入れるということは、その分矛盾するということだ。多分、今後私の言うことなすことはますます一貫性がなくなってくるのだろう。 でも「これだけは守らなければならない」という自分の中の砦を探るのは今が一番いいような気がする。
by liyehuku
| 2011-01-27 17:41
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