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2011年 04月 24日
アメリカ人は何かにつけて「保守的だ」と言われる。
何につけても「アメリカ(オレたち)が一番」という態度が「保守的」と揶揄されているのだろう。 例えば、旅行先や居住する場所について。彼らは国外に出たがらない。英語の通じない場所、習慣がわからない場所にいることに強い不安を感じる人が多いようだ。また、国内で十分外国を体験できるということもある。自然の景観は変化に富んでいるし、国外からの人の出入りも多い。わざわざ不便な思いをして外国に行ってトラブルに巻き込まれることもなかろう、というわけだ。 食についても一見保守的に思われる。でもそうだというのにはちょっと躊躇いがある。 というのは、まず彼らはただ肉が好きなだけであり、第二に料理するのがただめんどくさい(汚れるのが嫌なのだ)だけなのである。それを保守的というのはちょっと違うような気がする。 そしてもう一つの理由。 虫の音を愛でる文化のある日本でも、さすがにセミの声は騒音とされるが、アメリカなんかではもっと嫌がられている。 テネシーで。ある年の晩春のこと。 「今夏はセミが大量発生する!」という予測が少なからぬ憂鬱と若干の恐れを込めて報じられていた。 ある朝の地元局のニュースでもそれを取り上げ、「セミ大量発生!」までは普通のニュースだった。驚いたのはその先で、そこでは「セミのおいしい食べ方」がさらっと明るい調子で紹介されていた。確かに物珍しさは漂っていたが、いわゆる「ゲテモノ食い」の高揚は感じられなかった。 紹介されていたのはフライかフリッターで、味はまあ可もなく不可もなくといった様子。紹介した人は「エビっぽいんですよ」みたいなことを言っていた その発想の転換の思い切りの良さに脱帽である。 普段食べるもののレパートリーが-特に「1食30品目以上」がスローガンが掲げられていたこともある日本の食文化からすると-貧困にも見える、その彼らがどういうわけでこのような自由さを持っているのか? まず下地にキリスト教があるだろう。 新約でいろんなものがチャラになったが、その時に他のものと一緒に食の禁忌もチャラになった、というあれだ。 あと忘れてはならないのは、開拓時代や大恐慌時で経験した苦難である。食べ物を確保するのが大変だった時代、食べられる物は何でも食べなければ生きられなかった時代、というのがそれほど遠くない昔にあった。 結論:アメリカ人はいざとなったら何でも食べる人たちである ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
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