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2011年 10月 24日
私の実家では長いこと白文鳥を飼っていた。 ヒナで買って育てる。最初のうちは、無精卵を詰まらせたり、カゴから出している間に父がうっかり下敷きにしたりして、せいぜい1~3年で死んでしまったが、長いものでは8年くらい生きた。 飼ってみるとよくわかるが、文鳥はびっくりするほど情が深い。かなり知能の高い動物だと思う。
ペットショップで取り扱う鳥には近親交配が起こっていることが多いと聞く。 そのせいだろうか、ある時買った白文鳥は片方の足が生まれつき麻痺して曲がっていて、片足しか使えなかった。障害があって思うように動けないからなのか、人間に対する不信感が強く、長い間、家族の誰にも懐かなかった。 それが、ある時、妙齢の従姉がうちに来てから、態度を一変させる。初対面の従姉にべったり懐き、後ろをついて回る。文鳥はオスだった。 従姉が帰った後、彼は突如として「うちにも女の子がいる」という事実に気がついたようだった。当時私は確か中学生。 文鳥はよく私に懐き、それをきっかけにして他の家族にも心を許すようになった。 残念なことにその文鳥はそれほど長くは生きなかった。多分、生まれつき持っていた障害は足だけにとどまらなかったのだろう。そう思わせるような突然の死だった。 その次に飼った文鳥もオスである。メスは繁殖可能な年齢になると卵を詰まらせて死ぬことが多かったのでオスを選ぶことにしていたのだ。 これは最初から私によく懐いた。人間に育てられ、他の文鳥を知らないので、自分を人間だと思っていたようだ。よく求愛された。「ぴちょん、ぴちょん」と鳴きながらダンスを踊る。 私が大学に入学して家を離れた後、一週間飲まず食わずで巣に引き篭もっていたそうだ。しかし、一週間で気が済んだのか、その後は元気になったらしい。確かこれが一番長生きしたはずである。 文鳥は「ちょん、ちょん」と鳴く。これは、スズメの「ちゅん、ちゅん」という鳴き声を聞くと余計にそう聞こえる。だから、うちの白文鳥は代々「ちょんべえ」と名付けられていた。 小学校3年生の時、作文でちょんべえのことを書いたら、担任の先生から母に「ちょんべえという名前はちょっと…(差し障りがある)」という話があったそうだ。 しかし、文鳥は改名されることもなく、その後の文鳥たちも代々(相変わらず)「ちょんべえ」と名付けられた。 変わったことはといえば、私が自分の家で飼っている文鳥のことを作文に書かなくなったことくらいである。
by liyehuku
| 2011-10-24 14:24
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