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2012年 04月 03日
昨日、実家の父からメールが入った。携帯に2度送信されている。(今朝確認したらWebメールにも同じものが来ていた。)
「そちらでも被爆があるそうです」 「そちら」というのは関東、「被爆」というのは正確にいえば内部被曝のことであるらしい。 何か本を読んだのだろう。その本の表紙を写した写真が添付されていた。 今さらそれがどうしたというのですか、私は面と向かってそう言ってやりたかった。 昨年のあの時期に私が子ども2人を連れて1人で車を運転して広島まで帰ったのを、あなた(あるいはあなた方)は、私が孫を連れて遊びに帰ったとでも思っていたのですか? もちろん、私が実際にそう口にすることはない。 でも、返信したくないメールや出たくない電話を無視するくらいは許してほしいと思う。 確かにあの時、私たちを追い出したのは父ではなく母である。 父は「自分は妻の怒りから娘と孫たちを庇った」と思っているのだろう。 しかし重要なことは、私が今感じているわだかまりが「避難したのに追い出された」ことに対してではないということだ。 母はとっくに父がメールで言ってきたようなことには気がついているはずだ。 昨年の夏以降、しきりと宅配便を送ってくるようになった。月に2回程度。自分が畑で作ったものが主だが、わざわざ買ってきた「西のもの」も多い。(昨日は3箱届いた。) それはまるで孫たちに対する彼女なりの罪滅ぼしのようだ。 私にもいろいろ思うところ(わだかまり)はあるが、ただ「ありがとう」とだけ言って受け取ることにしている。 あの時の母と私の間の衝突は、私の実家で綿々と続いている何かの一部でしかない。 その「何か」の責を負うのは実家の家族の特定の誰か1人ではない。 だからあの「衝突」についても、私の中では母だけが悪者なのではない。母が悪いなら私も同じくらい悪いし、父だって同じくらいロクでもないのだ。 それを父は、単に「妻vs娘」の衝突と捉え、自分は私の味方になったのだと思っている。あの諍いに自分は直接関係ないのだと思っているのではないか。それは彼が負うべき彼自身の責を免れようとしているように私には見える。 私はそれを腹立たしいと感じるよりはむしろ気持ち悪いと思う。父本人は無意識であろうからなおのこと。 以前、父の仕事上の知人から聞いた話だが、彼はその人に、 「娘は夫婦喧嘩の時、必ず中立の立場に立つ。たまには自分の味方についてほしかった」 とこぼしたことがあるそうだ。 状況をよく知る私にはその言葉がどういう精神構造から生み出されたものか見当もつかない。 しかし、同時に父にあの「気持ちの悪さ」がなければ、父は自分自身の両親を自分の人生から上手に切り離すことはできなかっただろうとも思う。もしそうだとしたら私は生まれていなかったかもしれない。もし生まれていたとしても私の人生は全然違ったものになっていたことだろう。(ひょっとしたらこの歳まで生きていなかったかもしれない。) そして、私が自分の両親を「上手に」切り離そうとするそのやり方は父のやり方そっくりそのままである。 全然上手くいってはいないが。
by liyehuku
| 2012-04-03 11:29
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