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2006年 01月 11日
或る朝、"The Montel Williams Show"というテレビのトーク番組では、「Infant Viccine(小児用予防接種ワクチン)に含まれる水銀によるとみられる自閉症」がテーマだった。番組には自閉症の子供を育てる母親数人が出演。(ただし、うち1人の男児2人は予防接種ではなく妊娠、授乳中の数ヶ月を通じて母親がツナ缶のマグロを毎日大量に食べたこと(*1)で結果的に水銀を過剰に摂取することになったのが自閉症の原因と見られていた。)私はまだ娘を妊娠中だった。
番組に出演した医師(の1人?)の主張では、医学的には明確な因果関係は立証されていないとのこと。彼は自分の子供には普通に(=摂取するワクチンがMercury-Freeかどうかを確認することなく)予防接種を受けさせているとも言っていた。 ただなんらかの因果関係がある可能性が高いということでFDAは製薬会社にワクチンに水銀を使わないよう勧告(指示?)を出し、1999年以降に製造されたものはMercury-Free Vaccine(水銀の使われていないワクチン)なのだそうである。番組で問題になっていたのは2005年6月現在でも1999年より前の、つまり水銀が使用されたワクチン(Mercury-Contained Vaccine)が市場に出回っており、古いタイプと新しいタイプのワクチンが混在しているということだった。 ワクチンには昔から保存料として水銀が使われていたらしい。昔、問題にならなかったのは接種するワクチンの種類が少なかったからで、最近では「昔」に比べると3、4倍かそれ以上のワクチンを接種することになるそうだ。 水銀は体に蓄積されることで害を及ぼす場合と、少量でも何かの拍子で脳に入ることで害を及ぼす場合があるらしい。( ちなみに人間の体内で蓄積されていても問題がない水銀の量の上限は0.5mg/1kgで、番組に登場した、予防接種のワクチンが原因で自閉症を発症したと見られる子供のうちの1人はそれが6.2mg/1kgだったそうである。 出産する予定の病院で行なわれている出産学級に夫婦で参加した際、講師を務める看護婦が自分の出産経験を話していたので後で、 「自分の子供に予防接種を受けさせる時、ワクチンがMercury-Freeかどうかを確かめましたか?」 と尋ねたら「確かめた」という答えだった。 そこで、娘が生まれる前に面接した小児科医に、 「この医院で使用されるワクチンはMercury-Freeですか?」 と尋ねたら、 「(基本的には)Mercury-Freeの物を使用していますがインフルエンザのワクチンには水銀が入っています」 とのことだった。よっぽど「製造年月日をその都度確認させてもらえませんか?」と頼みたかったのだが、うまくいかなかったのであきらめた。 さて昨日は娘の4ヶ月健診と予防接種の日。誕生当日のB型肝炎の予防接種を除くと2回目の予防接種だ。初回は2ヶ月健診の時で3本。ところがその後テネシー州の保健局(?)から来たハガキで予防接種のスケジュールを確認すると、2ヶ月健診では3種混合を含めて5種類のワクチンを接種することになっている。念のために昨日ワクチンを注射してくれる看護婦にそのハガキを見せて確認すると5種類全部注射したとのこと。そして今回も3本、でもハガキのチェックは5箇所。多分3種混合だけでなく他のも混合になっているのだろう。念のために次回それを聞いてみることにする。 ところで昨日帰って確認している時に、前回と今回受けたHIBがHaemophilus Influenza Type B(インフルエンザb菌)のワクチンであることが判明。「インフルエンザ」?・・・・・・水銀? まあ仮にこれに水銀が入っていたとしても他の「インフルエンザ」でないワクチンには入っていないはずなので神経質になる量ではないと思うが、どんなワクチンかちょっと気になって調べてみると、HIBは 「小児の髄膜炎,肺炎,中耳炎の主な原因菌の一つ」 なのだそうで、「特に髄膜炎は命に関わる病気である」とのこと。 そしてHIBについて「インフルエンザ菌というのは,細菌であり,流行性感冒の原因となるインフルエンザウイルスとは全く異なる病原体である」という説明もあった。 (以上、参照先および引用元は スコットランドのページ:「スコットランドに着いてから:英国の予防接種」 スラバヤ・マザーズ・クラブ:「予防接種ワクチンの呼び名」) *1 確か母親は当時ダイエットが目的で毎日3缶食べていた、そしてそれが1日1缶程度までなら問題なかったのに・・・・・・ということだったような。(記憶が曖昧なのでこの数字は参考にしないでください。)
by liyehuku
| 2006-01-11 07:11
| Baby Products etc.
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