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2006年 11月 13日
"To Kill a Mockingbird"(audio CDの11枚セット)を聴くのはこれで4回目だ。
今日、料理の最中に聞いていたら思わず涙が出てきて、通りかかった夫に、 「栗の皮剥くの、そんなにめんどくさいの?」 と尋ねられる。 ええ、まあ、そうですね、栗の皮剥くのはめんどくさいです。 やたら乾燥しているせいか渋皮が剥きにくいし。 剥がれる部分は簡単にぽろっと取れるのだが、それ以外の部分は「剥く」というよりは「切る」、または「削る」ようにしないと取れない。乾燥してしわしわのゴムみたいになった実の表面に渋皮が貼り付いていているのだ。 鬼皮を取ろうとして包丁で手を少し傷つけてしまう。 このところ手に生傷が絶えない。 "Italian Chestnuts"ってことは輸入品なのか。 はるばるイタリアから来たからこんなに乾燥しているのか。 いや乾燥しているのはここがテキサスだからなのか。 値段が高かったわりにだめになっているものが結構ある。 胚芽の部分に青くカビがきているものも多い。 いちいち割って確認し、カビを削る。 ・・・・・・そうこうしているうちにシシー・スペイセクの朗読をだいぶ聞き逃してしまった。 とはいえ、さすがに4回目ともなるとだんだんと細かいところまでわかってきた。 いくら集中しても聴き取れない部分は近々本を買って確認しようと思っている。 私は今まで英語の本を1冊読み通したことがない(絵本は別)。 "To Kill a Mockingbird"があまりによかったので、 「朗読CDなら大丈夫」 と勢いづき、次は何にしようかとここ2~3日amazon.comの中をさまよい歩いていた。 Jane Austenの"Pride and Prejudice"が長いこと読みかけのままになっているので、次はまずそれにしようと思う。 "Pride and Prejudice"は別々の会社からいくつかaudio CDが出ている。amazonのレビューをざっと見てみるに、audio CDを選ぶにあたっては読み手が誰かということ-より正確に言えば読み手がどう読むかということ-が外せないポイントになるようだ。 英語がまるっきり外国語の私にしてみれば、「何を読んでいるか」ということよりむしろそっちの方が重要になるだろう。上手に読んでもらわないと終りまで興味が続かないというだけでなく、下手をすれば何を言っているかさっぱりわからないということにもなりかねない。 英語のネイティブ・スピーカーならその点、元の文章を聴き取って原文を自分なりに味わうことができるから、読み手が不味くても「自分のイメージと違う」で済むはずだ。 私が買った"To Kill a Mockingbird"の読み手はシシー・スペイセクである。彼女は演技に定評のある、「大女優」と言ってもいいような人だが、映画で見る彼女はシリアスな役柄が多いせいか、「演技派」というのが鼻につくような気がして、それでいて華がないように思えて敬遠してきた俳優だ。 しかしこちらがいくら敬遠したところで脇役としていろいろな映画に出ているのでテレビで見かける機会は多いのだった。 "North Country"(邦題:『スタンド・アップ』)で彼女は主人公の母親を演じている。先日テレビでこの映画を観て以来、裁判シーンでの彼女の演技が何となくずっと心にひっかかっていた。 書店で"To Kill a Mockingbird"を見かけ、読み手が彼女であることを知ってむしろ積極的に買おうという気になったのはそのせいかもしれない。 買ってみて本当によかったと思う。読み手が不味かったら、単語の意味を追うのにせいいっぱいで文章そのものを味わう余裕がない私が、ここまでこの物語に惹き付けられたとは思えない。 ・・・・・・と同時に、別にグレゴリー・ペック(映画版でアティカス・フィンチを演じた)でなくてもよかったのかな、とも思う。原作のキャラクターがしっかりしているので、演技のうまい人なら誰でもOKなのではないだろうか。それを確かめるために是非映画の方も観てみたい。 原作を聴いてまず、登場人物の一人もおろそかにされていないということに圧倒された。そしてどの人も町(=その人が属する地域)の一部であり、町自体がまるで一人の登場人物のように生き生きとしている。 町の一部であるという点ではアティカス・フィンチも例外ではない。だからこそ、「2003年に米国映画協会が決めたAMERICA's GREATEST HEROES & VILLAINSの堂々第1位に選ばれた」(amazon.co.jpのレビューより)(参照)という事実とともに「理想の父親像」として語られることが多いこのキャラクターが一人だけ浮き上がることもなく物語に溶け込んでいるのだろう。 この物語はフィクションであり、現実にはアティカス・フィンチのような人物は存在しない。それにも関わらず、この物語が全く嘘臭さを感じさせないのは、もちろん著者の資質(才能や技術)のためでもあるがそれだけではない。「アメリカ」という国(country)そのものが物語に現実味を与えている。著者の資質はむしろそれがあってこその2次的なものだ。そして日本人の私は、そのことにまた圧倒される。 今後買うaudio CDとしては他に、 ◆John Steinbeck, "Of Mice and Men"(Narrated by Gary Sinise) ◆F. Scott Fitzgerald, "The Great Gatsby"(Narrated by Alexander Scourby) ◆"Voice of the Poet: W.H. Auden (Voice of the Poet)" ◆"Dylan Thomas:The Caedmon CD Collection" なども候補になっている。 この勢いだと、 ◆"The Message: The Bible in Contemporary Language" (Narrated by Eugene H. Peterson, Kelly Ryan Dolan, Carol Nix) とか、 ◆"The Psalms" (Performed by Alex Jennings) なんかも買ってしまいそうだ。 栗は結局、栗ご飯にして食べた。 とても甘くて、たまにカビ臭いのが混じっていることを除けば意外に美味しかった。 Pride And Prejudice Jane Austen / / Naxos Audio Books スコア選択:
by liyehuku
| 2006-11-13 14:49
| Books
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Comments(3)
栗剥きはさみを買ってください。いや、買いましょう
0
Commented
by
kana
at 2006-11-15 22:54
x
途中で送信してしまいました…失礼しました。
というのはですね、包丁で栗をむいて腱鞘炎になった人を沢山知っているからです。 600円程度の栗のために何万円の治療費をかけるのはもったいないよ… とこの時期になるといろんな人に勧めてます。 ちなみに片方がギザギザになっていて栗を押さえ、片方が刃になって皮をむくという構造になっていて、ホント、はさみです。もちろんお子様でもお手伝いできます! 秋に何度も栗ご飯が食べられる! ママも楽ちん! …あああ、スパムコメントのようだわ。すいません。
Commented
by
liyehuku at 2006-11-16 01:41
いえいえ、どうもありがとうございます。助かります。
ネットで探してみよう。
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