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2007年 01月 17日
朝起きたらうちにジャッキー・チェンがいた。
うちのキッチンで中華料理の数々をそれも大量に作っているのだった。 娘はまだ眠っている。 聞けばジャッキー・チェンは夫の同僚で、近々職場を去ることになっているらしい。国に帰るのだそうだ。その前に職場のみんなにごちそうを作ってお礼に振る舞うのだと言う。 料理の腕はプロ並みで、「はて、うちのだんなの仕事は飲食業関係だったっけか?」と不思議に思う。 中国のどこの地方の料理なのかはわからない。ジャッキーが作っているのだから広東料理なのかもしれない。とにかくおいしそうだ。ジャッキーが私と娘の分もあるよ、というような素振りを見せたので私は大喜びした。 実は食事の支度というのは調理の手間よりも献立を考えるのに苦労する。献立の部分は結構純粋にクリエイティブな作業なのだ。ひらめきさえあれば簡単なことだがそれがないと途方に暮れてしまう。(だから逆に献立の筋道が決まった後で「あれが食べたい」と、全然別のものを言われるとそれはそれでがっくりくる。しかもその材料が家にない。こうなるとつい、「だったら材料買ってきてー」とか「ほんでついでに作って食べさせてー」となる。もしくは「そんなら外に食べに出ようよー」とか。娘を連れての外食が難しければ「お持ち帰りで買ってきてー」だ。) 近頃、娘は食べ物の好き嫌いがめっきり激しくなり、献立に行き詰りを感じることが以前に増して多くなった。さらに、好き嫌いの激化と時期を同じくして、食事の支度を始めると決まって抱っこをせがんで泣きながら足にしがみついてくるようにもなった。調理の方もどんどん困難になってきている。 これで助かる。でも娘にやるには味が濃くないかしら。まあ、それは後で確かめればいいや。 これさえあれば少なくとも私の分は考えなくてもいい。 私の目にはジャッキーが輝いて見えた。今日の一日はジャッキーに救ってもらったようなものだ。 ところが夫には分けてくれるつもりはないらしい。どうしても全部職場に持って行くのだと言い張るので、何て嫌な人だろうと思った。 その後、夫が分けてくれたのかどうかはわからない。夢にありがちな展開でジャッキーの作った料理は結局食べられなかった。 私は特にジャッキー・チェンのファンではないが、料理上手なジャッキーならすごくいいと思う。
by liyehuku
| 2007-01-17 06:24
| Diary
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Comments(4)
かなりインパクトのある夢ですね(笑)それにしても夢の食べ物ってどうして口にするところまでたどりつかないんだ…
ジャッキーならサービス精神も旺盛そうだし、私も一度ご馳走になってみたいです!
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by
liyehuku at 2007-01-17 15:31
>サービス精神も旺盛そう
ね?そうですよねー。料理の腕前と私と娘の分も作っといてくれる気前の良さに、一瞬惚れそうになりました。 「夢の食べ物」って目が覚めた後もしばらくは「もったいないなあ」と思います。 「あれはいったいどこに消えたんだ?あんなにリアルにおいしそうだったんだからきっと今でもどこかにあるんじゃないか?」 とか 「私以外の夢の住人はあれを食べたに違いない。キーッ!!」 とわりと本気で考えていることも。
Commented
by
ぐり
at 2007-01-18 18:49
x
夢の話だったんですね(笑)。
ジャッキーのおとうさんは料理人なので(長いこと香港の大使館でシェフをしていた)、ジャッキーも料理うまいのかも。 しかし夢に出てくる食べ物ってどうして食べるところまでいかないんでしょうねえ。不思議。
Commented
by
liyehuku at 2007-01-19 14:35
>夢の話
そうなんですよ。今でもくやしい。 「これがあれば今日は楽だ!」と一瞬のうちに頭で考えるあたりなんかミョーに現実的で、リアルすぎて余計にくやしいです。 >ジャッキーも料理うまいのかも お父さんが料理人だなんて知りませんでした。 ジャッキーが本当に料理上手だったら、私の中で勝手にポイントアップしちゃいそうですね。・・・・・・いくら上手くったって自分が料理食べられるわけでもないのに。 「夢の食べ物は何故食べられないのか?」について解明した人がいたら、是非理由を聞いてみたいものです。 それにしても誰か「夢のあれがおいしかった!」という経験がある人、世の中に一人くらいはいないかなあ。(何を食べたのか聞いてみたい。)
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