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2007年 01月 26日
今朝のMOPSミーティングの講義は"How to Keep Children Safe from Predators"について。
「子どもをターゲットにする犯罪者から子どもどうを守るか?」 ということである。講演者は過去、長年にわたってChild Protecting Serviceで働いていた女性。 以下、彼女の講義内容の中から個々の家庭で何に気をつけるべきかということについて簡単にまとめてみる。 1. 1~2歳からできること (1)性器の名称(penis、vaginaなど)を教える 講演者は息子が1歳の時に教えたとのこと。特に小さな子どもの場合、性器がいったいどういうものなのか、何と呼べばよいのか知らないために、被害にあっても親に言えないでいる(または言うことを思いつきさえしない)ことがあるから。 (2)Bad touchとGood touchについて教える 子どもと並んで座り、子どもの体の部分(ひざなど)に順次手を置いて 「これはBad touch?それともGood touch?」 と尋ねる。子どもに答えさせること。 性器(やその周辺)はPrivate partsであり、必要がある時(例えば病気になって親に見てもらう時とか世話をしてもらう時とか)以外には他人に絶対触れさせないように教える。 (3)子どもに秘密を持たせない 子どもは秘密好きで友達同士だけで秘密を共有するような遊びを好むこともあるが、そういうことはたとえ遊びでもよくないものとして教える。 (4)とにかく子どもを放置しない 講演者が以前、実態調査をしたところ、スーパーのおもちゃ売り場で子どもだけで遊んでいるとか、駐車場の車の中で子どもだけで待たせている例が非常に多かったとのこと。実際、ウォルマートなどのスーパーから子どもが連れ去られる事件は後を絶たない。「ほんの2、3分」でも絶対に子どもだけで放置しないこと。 2. プラスα(もう少し大きくなったら) (1)子どもが自分の名前(フルネーム)、親の名前(フルネーム)、住所、電話番号が言えるように教えておく (2)911(とダイアル0)のかけ方とそれが無料であることを教えておく (3)誰かに連れて行かれそうになったら叫んだり蹴ったりとにかく力の限り抵抗するように教える (4)誰かに連れて行かれそうになったら、"YOU ARE NOT MY MOM!"とか"YOU ARE NOT MY DAD!"と叫ぶように教える 他"I DON'T KNOW YOU"とか"GET AWAY FROM ME!"と叫ぶのもいい。"HELP!"は、それが子どもの声であっても-というよりそれが子どもの声であるからこそ-それを聞いた時、重大事だと受け止める人が少ない。 (5)親子間でパスワード、秘密のコードを決める 加害者は子どもや親が知っている人であることも多い。 親子間でパスワードを決めておき、子どもの送り迎えを誰かに代わってもらうような時には代わりに人にもそれを伝えておく。学校や家の外で誰かが「お母さんの代わりに迎えに来た」と言って子供に近づいて来たら、相手にパスワードを問うよう、子どもに言っておく。 (6)子どもをどこか別の場所に誘導するのによく使われる手口について子どもに話しておく 「大事なペットがいなくなったので探すのを手伝って」 「○○まではどう行くの?」 「荷物を運ぶのに手を貸して欲しいんだけど」 3. 「とにかく子どもを放置しない」ことについて 例えばガソリンスタンドで給油後、中にお金を払いに入る際に車の中に子どもを置いたままにしておくのもダメ(違法行為かどうかをの判断すべき対象となる)。 これに関連して質疑応答の時に、 「何歳以上の子どもなら子どもだけで留守番させていいのか?」 という質問が出た。 実は法律として具体的に定まっているわけではない。 「年齢に関わらずその子がどの程度責任が負えるのかということが判断基準で、それを判断するのはあくまで親(保護者ということ)」とのこと。 「例えば7歳の息子が十分責任を終えると判断したとして、息子と3歳の娘に留守番をさせる、という場合は?」 「それ(7歳の兄に3歳の妹の面倒が見られるかどうか)も親の判断に委ねられます」 ここで別の人から、 「でも親が『この子は大丈夫』と判断しても留守番をさせた場合でも、事故で子どもが怪我をしたり死亡した場合、親の責任が問われますよね。矛盾してませんか?」 という質問が。それに対しては、 「そうです。それは難しい問題です。ただ、私に言えるのは・・・・・・ 警察が通報を受けて問題の家に行くと子どもに2つの質問をし、それに子どもが答えられるかどうかで、違法であるかどうかを判断します。 質問の一つは子どもが親の居場所を知っているかどうか、もう一つは子どもがどうやって親をつかまえるか(親が留守の間、いざという時に子どもがどうやって親と連絡を取るのか、ということか?)(*1)、です。 つまり『その子に留守番を任せられるかどうか(=子どもがその責任を負えるかどうか)』というのはその質問に答えられるかどうか、ということになります。あなたが『この子には留守を任せられる』と判断した場合、あなたの居場所と留守の間子どもがどうやってあなたをつかまえるかについて、必ず子どもに教えておかなければなりません。 ・・・・・・それがfine lineなんですよ(十分条件ではないが最低限必要な条件ということらしい)。」 4. 直感に従え 「通報が結局、False case(実際には違法行為はなかった)だったということは多いんですか?」という質問が出た。 「ええ、多いです。でもそれと同じくらい、やっぱりReal caseだった、という数も多いんです」 自分がよく知っている人間による被害が多いと聞くと、全ての人を疑わなくてはいけないのではないかという気がしてくる。そうなると誰かに学校への送迎を頼んだり、ベビーシッターを頼んだりするのは無理だ。 「自分の知っている人たちの中で誰を信用して誰を信用しないか、ということについては、親としての自分の直感を活用し、それに従ってください。あなた方1人1人が一番よくわかっているのです。子どもの様子をよく観察し変化を見逃さないでください」 また、講義の中では直接触れられなかったが、もらった資料の中に、 「子どもたちは自分の直感を信じるべきです。子どもたちはもし何かおかしいと感じたら、叫び、その場から逃げ、助けを求めるようにしなければなりません」 という記述もある。 5. 「連れ去られそうになったら力の限り抵抗すること」について 今回の講義とは関係がないが、これは大人の場合でもそうだとされている。 以前"Oprah"というトークショーで「いかに危険から身を守るか」というテーマが取り上げられていた際にその道の専門家が登場。実際に起こった事件(ティーンエイジャーの少女が被害者の誘拐未遂事件や誘拐殺人事件)を検証しながら、 「現場からどこか別の場所に連れて行かれると生存率がものすごく下がります。相手が銃や刃物を持っていても、どんなに脅されても徹底的に抵抗して、現場から連れ去られないようにしてください」 と言っていた。 「でも、銃や刃物を持ってたらその場で殺されるかもしれないし。やっぱりそれは怖いよねえ。『検証』ったって都合のいい事例だけ出してるかもしれないし。"Oprah"の信憑性はいかほどか?」と思っていたら、『On Off and Beyond』というブログで渡辺千賀さんも同じことを言っておられた。不思議なことに何となく、しかし格段に信憑性がアップ。 以下、「イジメを減らすにはイジメられっ子側を特訓すべきではないか」(参照)という記事のコメント欄からの引用。 『ちなみに、アメリカで「お金持ち向け護身術」の講座に行った人に聞いたのですが、 「誘拐されそうになったら、その時点で激しく抵抗しろ」 というのが教えだそうです。一旦車に連れ込まれたら、危害を加えられる可能性は高まるばかりで、死ぬリスクがどんどん高まる。銃を突きつけられようが、巨漢に羽交い絞めにされようが、とにかくその場で大声を出して暴れまくれ、 「なぜなら、そのときが一番助かる確率が高いから」 という恐ろしい話』 ちなみに引用箇所の直前で個人的な意見として「財布ほか所持品等を手渡して許してくれそうだったら、全て差し出します。そういうのがダメそうだったら反撃します」とおっしゃっている。(特に大人の場合は)一般的に言っても、「抵抗」(「反撃」)は所持品提供が効きそうにもない場合の一歩進んだ対策ということになりそう。 *1: 2つ目の質問についてはよく聞き取れず、前後の文脈から判断したので間違っているかもしれない。おそらく"If a police officer is sent to the house to check the children, the officer will ask them where their parents are and how the children hold them"だったと思うのだが。(holdの部分がaholdに聞こえたので辞書で調べてみたらaholdという単語はなかった。)
by liyehuku
| 2007-01-26 07:15
| Diary
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Comments(2)
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by
yasu
at 2007-01-29 12:30
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すごく勉強になりました、ありがとう。性器の名前を教えるなんて思いつかなかったよ。Good touch, Bad touchもやってみようと思います。(もう少し大きくなったらね)
ちょっとだから・・・って目を離しては絶対にいけないね。もう少し大きくなると、そういう気持ちも出てきてしまいそうだけど、肝に銘じておきます。
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by
liyehuku at 2007-01-29 13:29
この記事に書いた全てをそのまま日本で適応できるかどうかわからないので、適宜応用して使ってください。(で、私が帰国したらその応用術を教えてください。)
米国ってやっぱり桁違いにそういう事件が多いんですよ。 この記事にも登場する"Oprah"という番組では、たびたび国内外で未成年をターゲットにする性犯罪者について取り上げています。番組のサイトでも写真を掲載して「見かけたら警察に通報してください」と呼びかけ、情報提供者に100ドルの報奨金を出しているらしいです(掲載されている犯罪者が常時10人以上いる、というのがまた・・・・・・。) 番組のホストはオプラ・ウィンフリーという人(日本ではあまり知られていませんが映画『カラー・パープル』にも出演している)で、前々から彼女がこういう活動に深く関わっているのは何故だろうと思っていたら、オプラファンの隣人が昨日言うには、 「彼女は8歳(9歳だったかも?)の時に叔父にレイプされ、母親は知っていたが見てみぬふりをしていた。その後13歳になるまでレイプは続き、結局妊娠した。子どもは出産して間もなく亡くなり、彼女はその出産が元で子どもが産めない身体になった」 とのことです。
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