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2007年 01月 27日
昨日の講義の後で、講義の内容に関するちょっとしたグループディスカッションが行なわれた。
講義の中に「小さな子どもが服を脱いだ姿はとても微笑ましいものですが、絶対にその姿で家の外に-庭にも-出さないで下さい。いくら自分の家の敷地内でも性犯罪者が見ている可能性があります」という話があった。 グループディスカッションにあたって各メンバーに2つの質問が用意されていた。1つ目は、 「今日の講義を聞いてあなたが今後家庭で気をつけようと思うことは何ですか?」 だ。それに関連してグループのメンバーの1人が、 「家の前庭で子どもを遊ばせるのはよくないわよね。ウチは遊ばせてないわ」 と言い、別の人も、 「そうよね。私も遊ばせてない」 「だって誰が見てるかわからないじゃない?私、裏庭も嫌なのよね。最近少しは平気になってきたんだけど」 「ウチはねー、隣がトラックの配送センターなのよ。だからうちのすぐ傍の道路脇にいつもトラックが停まっててそれがすごく嫌。誰かが見てるんじゃないかと思って気が気じゃないわ」(ちなみに子どもが乗っている自転車ごとトラックで連れ去られるという事件もある) ああ、そうか。 前に住んでいた地域(テネシー州の田舎)に比べるとここは街だ。エルパソというのは米国の中ではかなり辺鄙な位置にあるが、それだけに都市としては一通りの機能が揃っている。れっきとした地方都市なのだ。 一方、前に住んでいた地域は、比較的近くにそういう地方都市がいくつかあった。逆に言えば田舎でも住んでいる人にそれほど不便はないのだ。 それにここは砂漠気候のせいかどの家も庭がすごく小さい。放っといても植物が育つという環境ではないので、庭を広く造っても景観があまり期待できないからだろう。家の大きさ自体を比べるとそれほど違いはないが一戸の敷地面積はこちらの方が総じてかなり狭い。 前に"CSI:Miami"というテレビドラマを観ていた時、 「殺害された男性を仲間とリンチするために自分の娘を囮に使ったことについて白を切ろうとする父親に、捜査員が、 『あんたん家の庭には立派なブランコもすべり台もある。なぜわざわざ公園になんか行ったんだ!怪しい!』 と詰め寄るシーン」(参照) があったが、私たち家族が前に住んでいた地域でも、自宅の庭に子どもの遊具をフル装備してある家が多かった。公園で子どもを遊ばせている人も少なくはなかったけれど、主に低所得者層の人だったという印象がある。 「自宅で子どもを自由に遊ばせるだけの設備を整える(広い庭があってそれだけの手間とお金をかける)」ということは、もちろん、そもそもはそういう公共の場所では誰が見ているかわからないということを警戒してのことだろうが、中流家庭の一種のステイタスのようでもあった。 敷地を塀で囲っている家もあるが、そうでない家の方が多い。庭で遊ばせてもそれなりに人目にはつくが、広いとあまり気にならないのだろう。どの家もプールの周りだけは木の塀で高く囲ってある。確かプールの周りには目隠しの塀を造るように定められているとのことだった。 庭が狭いということはまず物理的にいって「自宅遊園地」を造るのが難しいということだ。加えて防犯上の理由から子どもを外で遊ばせることができないとなると、子どもの遊び場の選択肢はさらに限られるということでもある。 「昔はこうじゃなかったわよねえ」 「私、子どもの頃、よく近所のおばさんの家に預けられてて、夕食に呼ばれるまで外で遊んでるのが普通だったんだけど、彼女その間ずっと家の中で仕事してたから私のことは全然見てなかったと思うわよ」 「そうそう、子どもだけで自由に出歩いてたわよね。私は自転車でよくあちこち乗り回してたわー」 「私も。で、或る日うちの父に小切手を渡されたの。これをお金に換えてきてくれって。これをどこそこの銀行に持って行って窓口の人に『父に頼まれてこれを現金化したいんですけど』と言えば窓口の人が指示してくれるから、言われた通りにすればお金に替えてくれるんだ、って。替えてもらったわよ」 「えええーっ!?」 「今じゃ絶対ありえないわよねー。そういえば車も運転したわよ、7歳くらいの時。うち、両親が共働きだったから祖父母の所にいることも多かったんだけど、学校の帰りは祖母が車で迎えに来てくれてね。ほら、こう、私を膝の上に乗せて・・・・・・。で、家に着くまで15マイルあるんだけど、ずっと私が運転してたの」 「あっ、うちの夫も12、3歳くらいから運転してたらしいわよ。夫が運転席に1人で座って、隣は弟で。道でよ。両親が許してたらしいわ」 「えええーっ!?」 「ね、信じられないでしょ?親が許してんのよ。そういえばこの前も運転席に10歳くらいの子どもを乗せた車が猛スピードで走っていくの、道で見たわ」 ・・・・・・えっと、それは・・・・・・今の話、ですよね? ひょっとしたらそれも庭の広さと関係があるのかもしれない。 前に住んでいた地域では子どもが庭でバギーを乗り回している姿をよく見かけた。車を運転してみたいという好奇心はそれで満たされるのではないか。 ちょっとした起伏があったりなんかすると大人でも楽しめそうだった。それくらい敷地が広いのである。(テネシー州は南部では一番豊かな州だという話もある。) エルパソで車運転するの、怖いなあ。
by liyehuku
| 2007-01-27 14:22
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