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2007年 05月 23日
暖かくなってから家の中にゴキブリが出るようになった。
娘の手の届かない場所にコンバットタイプのゴキブリ駆除剤(直径5cmくらいの、ゴキブリが出入りできる仕掛けの中には、おそらく毒入りのエサが入っている)を置いているが効果のほどはよくわからない。 不思議なことにうちに出るゴキブリの多くはヨタヨタと死ぬ間際の相を呈している。翌朝になると昨夜と同じ場所で死んでいた、ということもある。 家の中のいかにもゴキブリが潜んでいそうな所を調べてみる。普通は糞が落ちているはずだがきれいなものだ。そういえば数の割りに幼虫がいない。 ということはうちの家で繁殖したものではないのだ。 きっと周囲の家でペストコントロール(害虫・害獣駆除)をした直後で、そこから逃げてきているのだろう。 逃げてきたものの中には比較的元気なやつもいる。このままうちの家に居つかれて繁殖されるのは困る。うちでもペストコントロールするべきか。自分たちでやるか、業者に頼むか。 以前住んでいた地域は、気候的にここより温暖湿潤-というとちょっと大げさかもしれないが、少なくともここより過ごしやすいとは言える-所だったけれど、そこまでの事態に陥ったことがない。ここは周りが砂漠とはいえ、住んでいるのが住宅が密集している地域だからだろう。 結局、しばらく様子を見ることにした。 そんな或る夜のこと。 まずトイレで1匹発見。続けてリビングで2匹。それからキッチンの片隅に5~6匹。それを片付けた後、ガレージとキッチンをつなぐ物置スペースで1匹発見し、惜しいところで逃がしてしまう。 ここまでくるとさすがに目に余り、夫婦で、 「明日、ペストコントロールに電話してみるか」 という話をする。 さて・・・・・・とベッドに入ってうとうとし始めた頃、首の辺りにむず痒い感触が。はっと目を覚ますとどうやらゴキブリらしき影が布団の上を逃げていくのが見えた。 ここに至って私は半狂乱に陥る。いくら過去にも就寝中にゴキブリに頭を齧られたことがあるとはいえ、だからといってそういうことに寛容になれるわけではない。むしろ逆だ。気分はエイハブ(=ハーマン・メルヴィル作『白鯨』の船長)である。 ゴキブリがいればそれをエサにするサソリだって来るかもしれないし。 今は娘がいる。何とかしなければ。 「明日ペストコントロールに電話してやる!皆殺しだ!」 興奮でなかなか寝付かれぬまま翌日を迎えた。 ゴキブリ駆除には、既に家の中に入ったものを殺すためと、これから家の中に入ってくるのを防ぐための2種類の対策が必要である。 人体への影響ができるだけ少ない薬剤を使いたい。最初はプロに相談してみよう。 というわけでイエローページでPest Controlの項を調べてみたが、数限りなく業者の名前が連ねてあってめまいがしてきた。 うちがゴキブリに悩まされているということは近所の家もそうに違いない。隣家の大家夫妻(正確には大家の息子夫妻)にも生まれたばかりの赤ん坊がいるし、彼らがもしペストコントロールを業者に頼んでいるならそれを紹介してもらえば多少は心安いかもしれない。 そう考えて隣家を訪ねるとD(=妻)が出た。かくかくしかじかで・・・・・・と説明すると、 「そうそう、うちもそう。でもうちはペストコントロール頼んでないの。K(=夫)が殺虫剤を買ってきて家の外に撒いたのよね。あ、家の中用のも使ったわ」 「テネシーにいた頃はペストコントロールなんて頼んだことなかったんだけど。ここは凄いことになってるわねー」 「あ、それね。変な話なんだけど去年の同じ時期は全く見かけなかったの。今年になってからよ、こんなの」 Dがエルパソに住み始めたのは確か1年半~2年前のことだ。 「変な話って言えばうちに出るゴキブリ、みんな死ぬ間際みたいなやつばっかりなんだけど」 「あ、それ・・・・・・多分、うちから逃げてったやつだと思う。すぐには死なないのよ」 結局、業者について有益な情報が得られず、またしばしイエローページを眺めてみるが、眺めれば眺めるほどどれもこれも悪徳業者のように思えてくる。 ふと、先日日本人のお母さんたちと集まって話をしていた時にペストコントロールの話が出たことを思い出した。そのうちの1人の、 「しばらく家を空けていて久しぶりに帰ってきたら、ベッドの下にサソリがいてそうとは気付かずに踏んでしまった。刺された後、2時間くらいは足首まで痺れがあったがそれほど腫れはなく、その後は特に問題なかった」 (メキシコ側に住んでいる地元の人は、「サソリの毒の強さは体の大きさに比例し、エルパソの市街地に出没するもののほとんどは小型のサソリ」と言っていた。ただし、「小型でも小さな子供が刺された場合は注意が必要」とも。「念のため、寝る前には布団をばさばさ払っておいた方がいいよ」) という話からペストコントロールの話になったのだ。アパートに住んでいると定期的に散布に回ってくるらしい。 「スプレーを部屋の角にシュッシュッてするだけなの。別に散布の間、家にいても構わないみたい。人間には影響ないんですって。小さな子供にも大丈夫って説明がありましたよ」 一軒家に住んでいる人なら自分で頼まなければ来ない。ひょっとしたら業者の心当たりもあるかもしれないと思い、当日参加した、一軒家に住んでいる人に電話をかけて相談してみる。自分が頼んだことがあるという業者を快く紹介してもらった。価格の点からも対応の点からもわりと良心的な業者とのこと。 「うちは子供がいるし基本的に虫は気にしないことにしてるんだけど・・・・・・」と前置きした上で、 「生まれたばかりの赤ちゃんがいる家ではダメだって話だけど、○○ちゃん(=うちの娘)ぐらいならいいんじゃないかなあ。 まあ、周りがペストコントロールすれば逃げてくるよー。気になるんだったら一回やってみてもいいと思うけど。一回やれば大丈夫だと思う。自分で買ってやるのもあるけど小さな子供がいる家だと薬剤の管理が心配だしね。 うちはだいぶ前、家に越してすぐやってそれ1回だけだけど、ハエなんか入ってきても一日たったら死んでるよね」 とのことだった。 電話を切った後、早速業者に電話をかけてみる。 出ない。 後で掛け直すか、と思いつつ、ふと或ることが頭をよぎった。 そういえば、春になってハエもたくさん入ってくるようになった。裏庭に出る時のちょっとしたドアの開け閉めだけでもたいてい2、3匹は入ってくるけど、翌日になったら死んでるのも多い。 この家には私たちが入る数ヶ月前まで別の家族が住んでいた。2~3人子供もいたらしいし、ペストコントロールしてたんじゃないか?それが今でも効いてるんじゃないか? ひょっとして入ってきたゴキブリがヨロヨロしてるのもそのせいじゃないのか? わざわざうちが今ペストコントロールする必要ないのかもしれない。 そう考える私の頭にさっきの電話で聞いたことが蘇ってきた。 「こっちの人はたびたびペストコントロールするんだけど、最近増えている子供の皮膚ガンの原因がそれじゃないかって話も聞いたことがあるし・・・・・・」 結局、ペストコントロールは目下のところ保留している。 (一昨日の夜だったか、また寝ているところをゴキブリに這われたがそれでも保留中。頑張れ、コンバットタイプのゴキブリ駆除剤。) しょうがないので、あいかわらず見つけた都度に殺しているが、たいていは既にひっくり返って瀕死の状態なので、キッチンペーパーか何かでつまんで潰している。 最近、ハエは素手で殺すのが平気になった。 ハエたたきだと命中率が落ちるのだ。
by liyehuku
| 2007-05-23 07:22
| Nature
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