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2009年 01月 28日
最近、読む本はといえば河合隼雄がらみで、まるで彼の信者である。
その影響で半年くらい前からつけ始めた夢日記はまだ続いている。 朝起きて夢を覚えていたら、忘れないうちに手帳に殴り書きしておく。 ヒマをみてちょっとずつパソコンに打ち直して印刷している。 河合隼雄は本の中でしきりに「夢分析を素人がやるのは危険だ」と言っている。 下手に解釈するとよくないという。専門家でも上手な人がやらないといけないとのこと。 今のところ私がそれほど突拍子もない解釈をすることはない。(というか解釈することを半ば放棄している。)夢日記を付け始めるまでにさんざん彼の本を読んでいるのでその危険性を頭では理解できているようだ。 そのおかげか、むしろ夢日記をつけていて「何だかよくわからないけれどいいような気がする」と感じることの方が多い。 河合隼雄のいうような「危険性」を感じることも確かにある。 夢の中には人の無意識の内容が出てくるのだが、そういったものが普段無意識の中にしまい込まれているのにはそれなりのわけがある。しまい込んでおかなければ日常生活をスムーズに送れないからしまい込んでいるのだ。 そこを下手に突っつくと、目が覚めている時の精神状態が無意識の侵食を受けやすくなり、日常生活に支障をきたすことこともある。 例えば私の場合、これまでに「何か無性にイライラするなー」とか「何か気分が沈むなあ」ということがあった。(もちろん、夢日記をつけていようがいまいがそういうことはあるが、夢日記をつけていることと関連を感じさせるような時がある。) ただ、私はもともと無意識の侵食を受けやすいタイプらしく(*1)、夢日記をつけるようになって-つまり侵食してくる無意識の内容が或る程度整理されることによって-無意識の影響が少なくなった部分もある。 例えば、車を運転することを過剰に怖がらなくなった(*2)。 それともう1つ。 夢日記をつけ始めて、 「『あれが欲しい』『これが欲しい』とむやみに物を買うのと、『あれがしたい』『これがしたい』、あるいは『あれをやらねば』『これをやらねば』とやることを詰め込みすぎるのは、結局、同じことなんだな」 と何かの拍子に実感することが多くなった。具体的にこういう夢を見たからそう思うようになった、というわけではない。何となくそういうものを感じたのだ。 そういう認識を得ることで、例えば無駄遣いが減ったり強迫的に用事に追い立てられたりすることはなくなる、という良い面がある。 しかしその反面、今度は今までそうやって発散させてきたもの(溜まったエネルギー=イライラ)を何か別のものに向けなければならなくなる。気がついてしまった以上、買い物をして発散させようにも買いたいものがない。何か成し遂げようと思ってもそれ以上何も見つからない。つまり、エネルギーを向ける先が自分の中で適切に用意されるまでの間、イライラを抱え続けることになる。 ・・・・・・というあたりが今のところ私が夢から得たものだ。 何にせよ、自分1人ではうまく分析できないのでいつか日本に帰ったら印刷したものをまとめて誰か専門家(夢分析をやっている臨床心理士)に見てもらえたらいいなあと思っている。 *1: 確か、河合隼雄が何かの本で「女性は男性に比べて無意識の影響を受けやすい傾向がある」と書いていた。多分、その人が女性であるか男性であるかに関わらず、その人の中にある「女性的な部分」というのが無意識からの影響を受けやすいのだと思う。 *2: 危険性、といえばこれに関してもある。 過剰な恐怖心と必要な注意力の境目は意外にあいまい。過剰な恐怖心は或る意味、私の安全運転の土台でもあった。それがなくなることで、一瞬の判断ミスというかひやっとするようなことも起こる。
by liyehuku
| 2009-01-28 06:20
| Books
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Comments(2)
Commented
by
オシオシ
at 2009-02-07 22:26
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私は夢をよく見る方で、しかもその余韻にひたりたいからいつも布団でぐずぐずしてしまいます。夢デジャブもよくあるし、liyehukuさんのようにちゃんと記録につけたらきっと面白いのでしょうね。
澁澤の「高丘親王航海記」では、動物に夢を食べさせるのに、主人公が確か動物の側で毎夜寝るのですが、夢を食べられるとだんだんとおかしな感じになって来るんですよね。しかも良い夢を食べたら出るものも良い香り(笑)だったと思う(←今、本棚のどこかわからないので記憶) カポーティにも、夢を売る女の話がありますね。 「夢」って二つの意味があるのが微妙で面白いですよね。
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by
liyehuku at 2009-02-08 14:50
夢の意味、そういえば英語もそうですよね。他にもそういう言語多いような・・・・・・。
日本語の「将来の夢」とか「実現したらいいなあと思うこと。実現させたいこと」という意味の方はいつごろから出てきたんでしょうね。(ひょっとして「愛」みたいに英語の翻訳のために当てたのかもしれませんが。) >余韻にひたりたいからいつも布団でぐずぐず これ、私もありますねえ。何だか幸せな気分になりますよね。 実家に帰った時、『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』を読み直したのですが、村上春樹は夢をほとんど見ないのだそうです。それに対し河合隼雄が、 「そりゃそうですよ。あなたは小説を書いているから、その上夢まで見てたんじゃ身がもちませんよ」 というようなことを言っていて、面白いなあ、と思いました。
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