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2009年 02月 20日
Curious Georgeは成長している。
2、3年前、私たちが番組を観始めた頃のジョージは数字はせいぜい3か4かくらいまでしか数えられなかったはずだ。番組で取り扱われるテーマも簡単な形とかそういう3、4歳の子どもを対象にしたようなものだった覚えがある。 それがいつの間にか数字は少なくとも20くらいは数えられるようになっているし、テーマだって「虹の作り方」とか、小学生の中学年くらいを対称にしているんじゃないか?というくらい複雑になってきた。 「なんでだろうね?意図がよくわからないんだけど」 と夫に言うと、 「ネタが切れたからじゃない」 とあっさり。 そうか。そういうものか。 今週に入ってから新しいエピソードが放映されるようになった。 昨日の一話目は、人工無人島にピクニックに出かけてうっかりボートで沖に流される話。ジョージの住んでいるアパートのドアマンがヨットを持っていて、休日に自分の愛犬ハンリーとセーリングに出かけるのにジョージと彼の友人(兼保護者)の「黄色い帽子を被った男(娘はイエローハットと呼ぶ)」を招待したのだ。お金持ちが造った南の島風の人口無人島に到着してドアマンと「イエローハット」が薪や何かを集めに森に入っている間に、ジョージとハンリーがヨットで沖に流されてしまう。(ジョージが船の碇の役割がよくわからなくて船に引っ張り上げてしまったから。) ジョージがハンリーと沖に流される時、突然、娘が泣き出した。 「何?何、どうしたの?」 驚いて尋ねると、ジョージとハンリーが沖に流されるのが嫌だと言う。 「大丈夫だよ。ジョージは何とかできるし、イエローハットだって何とかするよ」 「いつも(番組でも)"George is a monkey. He can do things that we can't do"って言ってるでしょ?」 となだめるとようやく落ち着いた。しかし、どうやら、私が言ったことを聞いて落ち着いたというよりは、私とやり取りをすることで現実に戻り、それで落ち着いた、といった様子なのだ。 多分、ジョージが自分か、自分がジョージか、というくらい物語に入り込んでしまったのだと思う。 ジョージがこういう状況に陥るのは何も今回が初めてではない。しかし娘は今まで一度も"Curious George"を観てこういう反応を示したことはない。 しかし確かに、大きなサメが画面に向かって突進してくる映像を見て「○○ちゃん(自分のこと)、これ嫌。(テレビ)消したい」と言ったり、アンパンマンのエピソードを観て「これ嫌。消したい」と言ったりするようなことは少し前からちょっとずつあった。(*1) おそらく、何かを読んだり観たりして登場人物に感情移入したり、自分をその物語の中に置いたりするというのはある程度成長しならなければ出てこない心の動きで、そして娘がようやくその年齢に達した、ということなのだろう。 そういえば1年くらい前だったか、MOPS(Mothers Of PreschoolerS)の集まりで「子どもの読む本をどう選ぶか」という内容の講義があった時、講師が、 「子どもの年齢に合ったものを選ぶというのはとても大事なことですが、死を取り扱った本や怖い本をむやみに避ける必要はありません。子どもが十分な年齢(*2)に達して自分から興味を持てば別に読むことは悪いことではありません。そこから例えば死とは何かということを学ぶこともありますから。ただ、そういう本を子どもが読む場合、子どもが必ず現実の世界に戻ってこられるよう注意し、助けてやらなければなりません」 と言っていたのを思い出した。 そして娘くらいの年齢だと、戻ってきた現実の世界が確かなものだという感覚も必要で、その確かさは自分が両親から守られているという安心感から生まれるものらしい(*3)。 *1: アンパンマンをこのくらいの年齢の子どもが嫌がるのはわりによくあることらしい。「話の外、例えばショーなんかでは仲のよいアンパンマンとバイキンマンが何故物語の中では敵味方になって徹底的にやっつけあうのかが幼い子供には理解できず、混乱して不安になるらしい」という考察をどこかで読んだことがある。 *2: これについて講師は具体的に「小学校何年生くらい」というような数字を挙げたが忘れてしまった。 *3: このあたりはMOPSの月刊会報で読んだ記事による。 記事は子どもと映像メディアの関わりについてのもの。読者の質問に医師が答えるコーナーで、回答の中に「もし、うっかり子どもが年齢に相応しくない映像を観てしまい、そのことで不安を感じていたら」ということについて触れた箇所があった。具体的にどうするか、ということについて、 「例えば、ニュースで怖ろしい犯罪の報道を観て子どもが怖がった時には、まず子どもを抱きしめ、『大丈夫だよ。いい人たちが悪い人を捕まえてくれるからね』などと声をかけて安心させる」 「自分にはお父さんやお母さんがいるから大丈夫だ、と感じられることが重要」 ということが述べられていた。
by liyehuku
| 2009-02-20 02:03
| Movie/TV
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