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2005年 09月 17日
子供が生まれる前に『シアーズ博士夫妻のベビーブック』と『シアーズ博士夫妻のチャイルドブック』という本を買った。生まれる前は「この本に書いてあるような育児は確かに理想的だが、母親に過剰なプレッシャーを与えるのではないか」と反発を感じたのだが、いざ子供が生まれてみると辞書のように使えて便利。
『ベビーブック』の中で、著者は母乳育児の重要性を説いているのだが、その中に養子の赤ん坊の育て方についても説明がある。要約すると「(出産後、自分で授乳可能な状態になるように)できるだけ出産前から準備しておく。(養子を迎えることが決まったら、すぐ授乳コンサルタントと連絡を取ることが望ましい)」といあるのだが、自分で産んでいなくても母乳が出るというのは驚き。 そういえば出産初日から、病院で子供に母乳を与え始めたのだが、母乳をやっている間は傷の痛み(もしくは子宮収縮の痛み)を全く感じなかったのにも驚いた。授乳を始めたばかりの頃は、母乳もほとんど出ないしお互い不慣れなこともあって、いくら正しい吸い付き方をさせ正しいポジショニングで授乳していても乳首から血がにじんでものすごく痛かった。傷の痛みを感じないのは、乳首の痛みがそれを上回って気にならなくなるだけかとも思ったのだが、だんだんと慣れてきて乳首の痛みがだいぶ治まる頃になっても傷の痛みとか子宮収縮の痛みが授乳を始めた途端になくなるので、そういうわけでもないらしい。 だいぶ治まったとは言え、それでも吸い始めは乳首が痛い。おまけに授乳で慣れない体勢を続けるせいで腕や腰が痛いこともあるし、母乳が出始めたら出始めたでおっぱいが張って時々痛む。そして夜起こされるせいで生活のリズムは無茶苦茶だ。 かなり小さい赤ん坊であまり泣かないので(泣くことで体力を消耗しないようにしているのだと思う。生まれてしばらくは母乳やミルクを飲むことにすらかなり体力を消耗するので見ていて痛々しいくらいだった)、夜寝過ごして授乳し損ねるのを防ぐために同じ部屋で寝ているのだが、一度眠ると滅多なことでは目を覚まさないことが自慢(?)の夫も眠りが浅い時には時々目を覚ますらしい。昼間は普通に働いているせいかかなりぐったりした様子。(出産に立ち会ったことで精神的なショックもあるのだと思うが。) 私の方は、夫の協力と周囲の助力(「食事のお裾分け」をしてくれる人がいる)のおかげで、とりあえず出産後3週間までは、私は基本的に「自分が食べて、赤ん坊に授乳してオムツを替える」ことだけしていればいいことになっている。痛みを抑えるのに鎮痛剤も飲んでいる。というわけでかなり楽なのだが、それでもこの体の状態だとやっぱりしんどいことはしんどい。それにも関わらず、授乳している最中に何だか幸福な気分になることがある。「何だか」というか何というか「完璧に幸福」な感じなのだ。ちょっと怖い。 赤ん坊におっぱいを吸わせることで分泌されるという母乳生産ホルモンだか子育てホルモンだかが関係あるのではないか。「母親である」という感覚はこういうホルモンに負っているのではなかろうか。少なくとも私にとっては自分が母親であるとか、子供がかわいいという感覚はそこから来ている。私にとっては完全に動物的なもののようだ。しかしもしこれが一般化できる話だとしたら、父親はその実感を一体どこから得ているのだろう? 何はともあれ、「ホルモン」が私の心身の負担をかなり軽くしている。もしそれがなかったら、「夜眠れないのはコイツのせいだ」などと子供を憎いと思っていたに違いない。子供に母乳を与えることについては、子供が病気になりにくくなるとか主に子供にとってどんなにいいかということが強調されるが、母親に及ぼす影響も同じくらい強調されても良さそう。 帝王切開で出産すると、「自分がきちんと母親になっていない」とか「出産に失敗した」という感覚を持つ人もいるらしく、実は私もそれを心配していた。実際、帝王切開自体はあっけなく終了し、目の前にいるこの赤ん坊が本当に自分のお腹にいたあの胎児なのかどうかぴんとこないところもあったが、母乳を与えることでそういう違和感も溶けてどこかへ消えた。 授乳する時に赤ん坊を脇に抱えていると時々体をもぞもぞ動かしたり、足でキックしたりするのを感じる。そういう時、「そうそう、これこれ」(「この子は確かに私のお腹の中でちょうどこういう風に動いていたよね」という感じ)と思う。
by liyehuku
| 2005-09-17 01:00
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