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2005年 10月 12日
オムツ替えの時にぎゃあぎゃあ泣き喚いて大暴れしても朝のうちはこっちにも心身ともに余裕があるのでいいのである。これが夕方になり夜になるにつれこっちもだんだんイライラしてくる。深夜になると眠いのも手伝ってそのイライラは最高潮に達する。
そしてただでさえ赤ん坊のいる生活は毎日のスケジュールを決めることが不可能で、毎日どの時間に炊事、洗濯をねじ込むか頭を悩ませる(掃除は端から気がないが、炊事については母乳を作るためにしっかり、それも自分の食べたいものを食べておきたいので手は抜くわけにはいかない。自分のために休息の時間も欲しい)(*1)のに、最近はそれに加えて「夕方泣き」というのが始まった。「夕方」とは言え実際にはいつ始まるか予測が付かない。これが始まるととにかく抱いてあやしていないと泣き止まないのだ。赤ん坊は日々重くなっているので抱き続けているのもなかなか重労働だ。子供の成長はとても嬉しいが重いものは重い。食事を採る時間を捻出するのにも苦労することがあり時には抱いたまま食べている。昨日まで効いた手が今日は通用しないということもある。 それでも最初のうち、精神的に余裕のある間は「毎日が違う1日っていうのは新鮮で素敵だわ」と思っていられるが、だんだんそうもいかなくなってくる。 30分から3時間おきにオムツ替え(10分)と授乳(10分~1時間。たいていは30~40分で、それだけ飲めば「夕方泣き」の状態でなければ3時間くらい泣かずにいてくれる)を繰り返す。3回に1回くらいオムツは漏れる(一般的な紙オムツの構造上から考えるとそういうもののようだ)し、オムツ替えの途中でオシッコ、ウンチすることも度々。ああ、また服とシーツ替えなきゃ。自分が観覧車をくるくる回すネズミにでもなったようだ。目が回ってくる。(もっともネズミは目を回さないのだとは思うが。) 「自分は今いったい何をどうしているのか?」 こういう状態は限られた期間のものだとわかってはいても、現実問題として今この時点で自分はくたくたなのである。終わるっていつ?数ヶ月後?多分1年。いや2年くらいは続くのかも。ひょっとして3年? そして暴れる娘を目の前に「あぁあああ~、もぉお~!」と叫ぶこともあるし、昨日の夜なんかは思わず「もう、アンタという人は!」とこぼしながらオムツ替えを嫌がってばたばた暴れる足を「ぱしっ」とはたいてしまった。あくまで軽くはたいただけだが、それでもオムツ替え→授乳の流れが終わって双方とも一息ついた頃に、娘がきょるっとした目で不思議そうに私を眺めているその顔を見るとさっきイライラしてしまったことを激しく後悔する。(*2) そういえば産後、退院する時に看護婦長から受けたアドバイスの中に"Don't feel guilty"というのがあった。実際、「罪悪感」というのはうまく処理しないととても厄介なことになると思う。 先日、新聞で馳 星周の『楽園の眠り』の広告を見かけた。小説の中では幼児虐待についても取り上げられているらしく、紹介文の中に「罪悪感が加虐心を増す」という意味の文章があったのだが、自分の感情の延長線上で想像がつくだけにゾっとした。 イライラしただけでも後で娘に対してものすごく申し訳ない気持ちになるのに、虐待なんかしたらその後で子供の「とびっきりの表情」を観た時の罪悪感は想像を絶するものではないだろうか。そしてその罪悪感が虐待をさらにエスカレートさせる?・・・・・・親にとっても子供にとっても取り返しのつかないことになるに違いない。罪悪感がうまく処理できないと感じた時は医師なり何なり「専門家」に相談した方が良いと思う、ホントに。 いつも辞書代わりに使っている『シアーズ博士夫妻のベビーブック』に「おむつかぶれを個人攻撃のように受けとらないことです」という文章がある。この本の中には他にも「○○(赤ん坊の状態)を個人攻撃のように受けとらないことです」という主旨のアドバイスがあるが、そういったアドバイスにも根底に"Don't feel guilty"というのがあるようだ。 もちろん赤ん坊が泣いてばかりいるのは泣く以外にコミュニケーションの手段を持たないだけのことだ。夕方泣きみたいな場合はしばしば自分でもなんで泣いているかわからないようなこともあるみたいだし。そして新生児は体が動かせないから泣くことは(内臓の機能の強化などの意味で)運動の代わりにもなっているようでもある。うまく泣き止ませることができないからと言って罪悪感を感じるようなことではない。 しかし泣くのも「悲しみ」だけを表現している最初のうちは何とか対処もできそうだったのが、最近はそれに「怒り」が加わってきてどうにもやり切れない気分になることがある。それでも赤ん坊は自分のことしか考えていないものなのだし、今は奴も「こうすれば(こう泣けば)こうなる(こうしてくれる)」の試行錯誤の段階なので「コイツ調子に乗っていやがるな」と思えるようなことも仕方がないことなのだ。そう、理屈上、赤ん坊の発する全てはそうである他仕方がないものなのだし、それは正論である。でもこうなってくると「罪悪感を感じるな」というのはアドバイスとしてはちょっと的外れな感じもする。こっちとしては罪悪感がどうこうというよりは、「イライラするものはイライラする」というだけのことなのだ。そしていったんイライラしてしまうと、正論は効果がないどころか結果的に余計な罪悪感を生じさせてしまうだけのことにもなりかねない。 とにかく、私にはもっと具体的で自分に合った対処方法が必要だ。 そう言えば入院中に病室のテレビで"Baby Channel"という出産、乳幼児の育児に関する情報を延々流しているチャンネル(*3)を観たのだが、その中に役に立ちそうなものがあった。「"Colic"(*4)で泣き止まない時はまずはいったん別の部屋で気持ちを静めてから赤ん坊の世話をすること」というものである。 これまで泣かせたままにしておくと何だか赤ん坊の精神面の発育上よくない(極端な例では「サイレントベイビー」というのもあるし)ような気がしていたが、赤ん坊は泣くものだし時にはちょっとくらい(最長15分か20分くらいは)放っておいても多分大丈なのだ。自分に余裕がないなと感じた時は、別の部屋で一呼吸おいて、気持ちが静まってきた頃に赤ん坊の、親である自分が一番かわいいと思う表情を思い浮かべてから赤ん坊の元に戻るのである。よし、これで完璧。 ・・・・・・さて、そろそろあやしに行くとしようか。 *1 それともお風呂(シャワー)と歯磨き(フルコース)の時間が毎日取れるだけまだましなのか・・・・・・? *2 それでも3日に一度くらいの割合で授乳のタイミングがだいたい3時間おきに揃っている日がある。(オムツ替えはだいたいそのタイミングに合わせられる。)今日はそういう日で随分楽だった。(20時27分現在) *3 このチャンネルでは"Don't shake a baby"というCMが度々流れていた。これまで「赤ん坊を揺さぶる」というと泣き止まない赤ん坊に腹を立てた上での行動、つまり最初から「コイツ(赤ん坊)、こうしてくれる!」という意図があっての行動のような印象も持っていたが、ひょっとしてそういうケースより、ゆらゆら揺らしてあやすつもりでいたのに泣き止まずイライラして自分でそうとは意識しないうちに動作が乱暴になり・・・というケースの方が多いのではないか。だいたいどこまでが"Rock"でどこからが"Shake"なのだ。これもつい自分の日常の延長線上で想像してしまうだけにゾっとする話だ。 *4 コリック。疝痛。主に夕方から夜間にかけて数時間(長い時で3、4時間くらい)泣き続けるというもので、生後2、3週間あたりから出始め、生後2、3ヶ月の頃には治まることが多いらしい。私の言っている「夕方泣き」も多くはこれだと思う。ただし疝痛自体、医学的にはっきりした原因がわかっているわけではない。内蔵がまだ未発達なためだという説もある。
by liyehuku
| 2005-10-12 02:34
| DD&DS
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Comments(10)
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Lemmon
at 2005-10-12 15:01
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なにもいいことなんて言えないけど、今を楽しむしかないですよね。
今しかないし、赤ちゃんは泣くのがお仕事だろうから。 なにかあればこのブログに書きなぐりましょう!<楽しみだったりする(笑 友達でコスプレさせて楽しんでた人もいたりする。ウルトラマンだとか金太郎とか。 ただ、変な癖つかないか??と余計な心配を感じたけど…。
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最近、『マザー・ネイチャー』という本を読んでます(まだ下巻の途中)。メス・母の戦略がいかに進化や遺伝子の繁栄に深いかかわりを持つか(これまではオスの戦略のみ研究されていて(ダーウィンの進化論しかり)、メスは基本的にただ、孕まされた子どもをせっせと育てるだけとされていたようで。学問の世界も男性中心で、目の前にあるものを全て、オスの都合で解釈していて、当てはまらない行動は全て異常・イレギュラー個体と切り捨てていたというのもスゴイ発見でしたが)という内容がメインですが、つくづく、「母性」(かぎカッコつき。男性中心の文化の産物としての母性。)というものが神話に過ぎないということが分かりました。生物としての、真の母性はかなり自己チューです。子育ても生物額的には(最終的に自己遺伝子を残せるかどうかの)「投資」に過ぎないとのこと。そして子は子で、自分がサバイブするためにいかに母親から投資を引き出せるか。生まれながらに彼らも戦ってるわけです。
だからお疲れになるのは当然かと。 気休めぐらいにはなりましたでしょうか。
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野猫
at 2005-10-12 19:54
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なにか握れるようになった? 布でもいいし。握らせると寝てしまったりするよ。あとは、泣いている様子を観察する。ご主人の前で、ただし子供がいないところで、思いきり泣く。あとね、まだね、赤ちゃんには複雑な意味はないの。意味はなんだろうと思うと答えが見つからないから不安になるかも。そうそう、インターネットで検索しても、赤ちゃん情報はあると思う。あと、自分の親に聞くと不安になるけど、近所で出産育児経験のある人がいたら質問してみるのもいいかも。
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liyehuku at 2005-10-12 22:14
>Lemmonさん
どうもありがとう(泣。 >a2004さん >>子育ても生物額的には(最終的に自己遺伝子を >>残せるかどうかの)「投資」に過ぎないとのこと。 ああ、これはひしひしと感じますね。 厳密に言えば、出産自体より母乳を与えるという行為で「この子を育てなければ!」というホルモンが分泌されるらしいのですが、とにかくそういうものによって「この子は私の子」という感覚(錯覚?)のようなものが必要なわけで。養子を迎える場合だとこれにさらに(宗教なり何なり)社会的な「装置」みたいなものが必要になると思います。 私も「自分の」娘はかわいいですが、「私(+夫)VS.娘」という対立構図そのまんまという状況に陥ることもしばしば。まさにお互い命を張った「サバイバル」という感じです。
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liyehuku at 2005-10-12 22:23
>野猫さん
私の指を握ることはできるので多分他の何かも握れるのかなあ。次に試してみます。 赤ちゃん情報、幸いなことに周囲に相談に乗ってくれそうな人がいるので、夫婦で解決できそうにない時いろいろ聞いてみようと思います。 隣の家の奥さん(もう既に大きいが子供が2人いる)も「何かあったら○時以降は家にいるから言ってね」とちょくちょく声をかけてくれます。前に「私も実家の助力なしで出産したから・・・」と言っていたので、そういう意味で何かと気にかけてくれているのかも。 そういえば彼女、うちの娘の出生時体重を聞いて「えぇ~、そんなに小さいの!?」と驚いてました。その後実物を見た時も「わぁ、私5ポンド(正確には出生時体重は6ポンド近かった。彼女が見た時はもっと増えていたはず)の赤ちゃんって見たことないわあ」と再度驚いており、あんまり驚くので「アメリカ人の赤ん坊ってそんなにデカイのか?」とこっちもびっくりしました。(いや確かにウチの娘、もうちょっと体重が少なかったら保育器に入るところだったので小さいと言えば小さかったのだけれど。) <続く>
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liyehuku at 2005-10-12 22:24
<続き>
>>あとね、まだね、赤ちゃんには複雑な意味はないの。 さっきこんなニュースを見つけました。 「情動は5歳までに形成」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051012-00000191-kyodo-soci 5歳まで、ということは「悲しみ」も「怒り」もまだなのかなあ。最近泣き方に「怒り」を感じるような気がするんですが、これも大人の感覚を勝手に投影させているだけなのかも・・・。
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liyehuku at 2005-11-22 08:28
泣きたくなりますよねー、ほんと。
うちはもうすぐ3ヶ月。ようやく私も新しい生活に慣れて余裕が出てきたかなあと思う今日この頃。それでも赤ん坊が泣き続けると結構参ります。(コリックは「生後2週間から3ヶ月くらいまで続く例が多い」そうなのでもうちょっとで終わるかな?とうっすら期待はしてますが。) うちの娘、掃除機を含め「音関係」は単独だと効果ないみたいなんですよね。1番効くのがドライブと胸の上、2番目がスリングにいれて揺らす(歩くのも効果的)・・・という感じです。 最近は、寝転んだ私の胸の上に娘を乗せてお尻を持って軽く揺らすとわりとすんなり落ち着いてくれます。(最初のうちは揺らさなくても落ち着いてました。それに3週間だと「揺らす」のはまだ早いかもしれません。)娘はどちらかというと母親の胸の方が好きみたいです。クッション(おっぱい)の間でちょうどいい具合に身体が安定するせいか?でもよくよだれでべちょべちょになるのでこの時期寒いです。 親子共々風邪をひかないようにこの冬を過ごしたいものですねえ。
いろいろと教えてくださってありがとうございましたー。たて抱き、上体を起こさないと叱られますがねてくれる時もあります。。
今が一番つらい時なのかな。おむつやおっぱいは耐えられるんだけど、意味不明泣きが一番つらいです…
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liyehuku at 2005-11-24 07:15
逆にいろいろ言いすぎちゃったかもしれません。あまり役に立たない情報は聞き(読み?)流して気にしないで下さいね。
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