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2006年 08月 01日
いつだったか土曜の夜の早い時間にテレビで、教え子と性交渉を持ったために逮捕され、7年間服役した元高校教師を取り上げていた。番組は1時間に渡り、元教師ととその教え子に対するインタビューを中心に構成されたものであった。
元教師は事件当時、結婚しており子供もいたが、その後(おそらく逮捕がきっかけで)離婚している。 そして出所した後、元教師は「事件の被害者」である教え子と結婚し、現在に至っている。妻は40、41歳、夫は21~23歳。 もっとも、元教師が逮捕された後、教え子は別の女性と付き合っていたこともあるし、親や検察の説得を受けて検察側の証人として法廷で証言したこともある。 確か2人の間には3人の子供がいるが、子供の年齢から考えて服役する時には既に(少なくとも)長女は生まれていたはずだ。 ・・・・・・こんな具合に元教師が逮捕された後の経緯だけを取り上げても、2人の間には紆余曲折があったらしいことがわかる。それは一視聴者の単なる想像というわけでもなさそうだ。それに逮捕前の経緯を付け加えるといったいどんなことになるのか、ここまでくると私の想像力ではちょっと手に余る。それでもインタビューの際、2人が夫婦として並んで座っている姿はごく普通の夫婦のように見えた。 男女を問わず、教え子と性的な交渉を持ったとして逮捕される教師のニュースは日頃から多い。もちろん相手が教え子だからいけないのではなくて未成年だからダメなのである。 確か未成年と性的な交渉を持つと-それが相手に強要したものではなくても-sex offender(性犯罪者)と見なされるはずである。(つまりミーガン法の対象になるのではないかと思う。) ちなみにニュースを観た印象だと逮捕されるのが女性教師の場合、やたらときれいな人が多い。それもたいてい「学生時代はクィーンでした」という感じの派手な美人である。もっとも美人だから頻繁に報道されるだけで、美人でない例もたくさんあるのかもしれない。多分そうだろう。 番組に登場した元教師は地味な感じだが美人だった。 印象に残ったのは、インタビューの終りの方でインタビュアーが、 「自分たちのことを子供たちにどう説明しますか」 と2人に尋ねた時の妻の答え。 「子供たちには『私はルールを破ったから罰せられたの。ルール違反をしたらその代償を払わなければいけないのよ』と言います」 教師と教え子、といえばつい『高校教師』というドラマを連想してしまう年代の私だが、米国の実例を基にした先日の番組では、当の2人に「後ろ暗さ」とか「愛し合っているのに世間から認めてもらえない可哀想な2人」というようなものは感じられなかったし、インタビューアーを含めた番組の製作者サイドがそういうものを過剰に演出しようとしている気配もなかった。 それを見て私は-そういうものは一般的に「潔い」とは表現しないのだろうと思いつつ-「潔い」と感じたのだった。 ドキュメンタリー番組といえどテレビの中の話なので、2人の実情(彼らを取り巻く環境も含め)がどうなのか単なる視聴者の私には知る由もない。 でも、出発点や過程に大きな間違い(故意か過失かに関わらず)があったのに結果がOKだったという場合に、出発点や過程にあった間違いが間違いであったことと、結果がOKであったことが同等に扱われる場所、もし仮にこの世にそういうところがあったとしたら、それは理想的といっていいくらい人が暮らしやすいところなのではないか。 それがどんな「場所」なのかもっと具体的に説明すると、出発点や過程における間違いの責任を負う当事者がその間違いを正当化しない、かつ、周囲の人間が過去の間違いだけでなく結果がOKであることも認め、また単に認めるだけでなく間違いと結果をお互いに切り離して考え、そのそれぞれを過大にも過小にも評価しない、そんな社会。 ・・・・・・ そんなことも考えた。
by liyehuku
| 2006-08-01 00:50
| Movie/TV
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Comments(2)
こんにちは。
そのインタビューおもしろそうですね。みてみたい。 私の高校時代には教え子と結婚した教師がまわりに何人もいて、当時はそういうことはぜんぜん不思議ともなんとも思ってなかったことを思い出します。 教師と教え子の恋愛がタブー視されるのは、もちろん子どもへの性的虐待という側面もあるでしょうが、多分に親の気持ちの問題もあるように思えます。勉強を教えてもらいに行かせている学校で、教師にわが子が「たぶらかされる」という不快感。親は子どもにいつまでも子どもでいてほしいし、子どもの相手は子どもであってほしい、というエゴがある。 恋愛は当事者同士の問題だし、人間はルールを侵す生き物です。間違いは誰にでもある。要は起こってしまったことにいかに誠実に向きあうかということの方がずっと大事なことなんではないかと思います。 そういう意味では、確かにこのカップルは「潔い」と私も思います。
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liyehuku at 2006-08-03 01:00
どうやら私は、
「自分のやったことを正当化しない」 ということを「=起こってしまったことと誠実に向きあう」と見なす傾向があって、実はかならずしもイコールの関係ではないので気をつけなければいけないなあ、と思います。 「自分のやったことを正当化しない」ことを単に潔いという言葉でまとめてしまうと、イコール関係でないのを見逃してしまいそうだ、ということがこの記事を書いている時にはうまく言葉にできなかったのですが、ぐりさんのコメントですっきりしました。 大事なのはあくまで「起こってしまったことにいかに誠実に向きあうかということ」の方なのですよね。
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