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2007年 04月 18日
娘が中耳炎になった。
10日ほど前にがくっと冷え込んだ時に風邪をひいたのが3、4日前からこじれだした。 昨日診察に行き、中耳炎と診断された後で慌てて『シアーズ博士夫妻のベビーブック』を確認。娘の症状がまるっきり第27章「よくある症状-家庭でできるホームケア」の「幼児に見られる耳の感染症」の項の通りの経過をたどっていることがわかる。 以下、『ベビーブック』の内容を娘の例を元にしつつまとめてみる。 1.子供が耳の感染症にかかりやすい理由 子供の耳は大人と構造が少し異なっている。特に赤ん坊の耳の場合、年長の子供と比べても、のどと中耳をつなぐ耳管は「より短く、広く、のどに対して平坦な形」でつながっているため、菌や分泌物がのどから耳に簡単に入りやすい。 また、耳管の機能(特に開閉機能)がが未発達である可能性があること、、また体の免疫機能が未発達である(3~4歳になると十分な抵抗力がつく子供が多い)ことなども理由として挙げられる。 耳の感染症という観点からみると、赤ちゃんの風邪はまったくあなどれない。風邪でもできれば早めに医師に相談すること。 2.治療 中耳炎と診断されると医師は抗生物質を処方する。基本的には10日間だが日本では4~5日のことも多い。 娘は液状のAMOXICILLINを処方された。一日朝夕(または朝晩)2回の10日間。 効果が出て、2~3日で熱が下がりすっかり元気になったように見えても10日間きっちり与えること。よくなったように見えても完全に回復したわけでない。中耳炎はただでさえ再発しやすいが、治療を中途半端に止めてしまうとより再発しやすい温床を作ることに。(同じようなことは膀胱炎の治療に際しての抗生物質の服用の話の中でも聞いたことがある。) 抗生物質は人によってはアレルギー反応が起きたり、効果がみられなかったりすることも多い。しかし種類が多いのでその人に合うものを試行錯誤で探していく。 抗生物質は菌を殺すもので解熱剤ではないので、はっきりした効果(患者の具合がよくなること)が見られるようになるまでに1~2日かかる。 3.予防法 (以下、『ベビーブック』572ページより。) ◆母乳育児 ◆アレルゲンをコントロールする ◆病気の赤ちゃんになるべく近づけない ◆体を起こして食事を与える ◆鼻をいつもすっきりさせておく ◆フォローのための診察にたびたび連れて行くよう予定を汲む(*1) ◆日常、予防用抗生物質を試す(*2) ◆外科処置をする(*3) 補足:娘がこれまでたどった経過 【4月6日(金)】 暖かい日が続いた後、急に冷え込む。朝みぞれが降った。冷え込みは10、11日ごろまで続く。 風邪をひき、鼻水(透明)が大量に出る。 【4月11日(水)または4月12日(木)】 少し暖かくなり、鼻水の量もぐっと減った。一安心。 【4月13日(金)】 また冷え込む、風が強く体感温度が低い日。 鼻水がまた出るようになり、色も白濁してきた。時に黄色。 よだれが大量。鼻が詰まっているようだ。 口で息をしているせいか口臭が少しするようになった。 この日の夜(~翌朝)から頻繁に目を覚まして泣くようになる(現在に至る)。 朝起きると鼻の下で鼻水が茶色く固まって鍾乳石のように。 【4月14日(土)】 朝起きると体がいつもより温かい。 目やにが出ている。目が始終潤んでいるのも気になって嫌な予感はしたが、とりあえず風邪だと判断。午後まで様子を見ることに(*4)。午後になると熱っぽい様子もなくなり普段どおりに遊んでいた。 ジュース(100%果汁ジュース:水=1:5)を飲む量が3分の1~半分ほどに減った。 【4月15日(日)】 朝起きると体が熱い。何となくぼーっとしており顔も少し白いようだ。体温は37.9℃。 38℃を超えたらTYLENOL(アセトアミノフェンを使った解熱鎮痛剤の商品名)のInfants' Dropsを与えることにして、とりあえず朝食を摂らせることに。 バナナとマンゴーしか食べない。両方とも好物だがそれでもいつもだと考えられないくらいゆっくりと食べ少し残す。途中ボーっとして目が空ろになったのでTYLENOL1.2mlを投与。 熱を測ると38.6℃。 熱が下がると元気になる。ただこの日から昼寝をさせると頻繁にしかも長く寝るようになる(いつもは1日1回1~2時間程度だが1日2、3回、1回3~5時間)。 夕食にうどんを食べる。いつもより量は少な目。 夜、目を覚まして泣いたので、ジュース(前述)とTYLENOLを与える。 TYLENOLは4~6時間ごとに投与。結局この日は夜間の分を含めて3回与えた。 【4月16日(月)】 朝食にうどんを少し。昨夜よりさらに少ない。 これ以降、バナナしか食べなくなる。(1本を少し残す。) 朝食後TYLENOLを投与し、病院へ。 左の耳がEar Infectionを起こしていると診断されAMOXICILLINを処方される。抗生物質は夕方に1回やった。 夜、高熱(40度以上)で目を覚ましたのでTYLENOLを投与。(救急に電話して確認したら併用しても問題ないとのことだった。) 熱は下がったようだが、耳が痛いのかずっと泣き喚いている。 『ベビーブック』にあった「真夜中の治療方法」(*5)をいろいろ試してみる。「食用油(植物油やオリーブオイル)を温めて悪い方の耳に流し込む」というのがあって、それをやろうとしたら「耳だれ」(*6)を発見。 *1、*2、*3: 『ベビーブック』に挙げられている「予防法」は順序が下がってくるにしたがって再発防止法の意味合いが強くなる。特に*2、*3は頻繁に耳の感染症を起こす子供を対象にした処置。 「最近の医療で頻繁に起こる耳の感染症予防として行なわれているのは、少量でおだやかな効き目の抗生物質を1日1~2回、1ヶ月から6ヶ月にわたり服用するというもので、特に冬に行ないます。 親のほうは、子どもに抗生物質を与えることに不安を覚えることでしょう。しかし、他にできることを考えてください。子供にとって、少量でおだやかな効き目の抗生物質を継続して服用することは、一定の周期で飲んだり止めたりしながらだんだん強い抗生物質を与えるよりも簡単です。なぜなら、このときまでに子どもの体は、普通の抗生物質に対して抵抗力ができているかもしれないのです。 (後略)」 *4: 『ベビーブック』は何度も読んでいるので、「風邪の症状に目やにが追加されている時は、他の感染症-例えば耳の感染症-を疑った方がいい」ということはいちおう覚えてはいた。 *5: 「真夜中の耳の痛みを自分で治す」より。 「(前略)赤ちゃんが耳が痛くて目を覚ましたからといって、どう見てもひどくぐあいが悪いというのでなければ、医師に連絡する必要はほとんどありません。医師にできてあなたが自分でできない唯一の処置は抗生物質ですが、これは即座に痛みを解消するものではありません。また、朝とても早い地間に開いている薬局を見つけるのも難しいことです。 翌朝、医師に連絡する時間まで、次にあげる真夜中の治療法を試してみましょう。処方された抗生物質が効果を表すまで、日中行なってもかまいません。 ●赤ちゃんにアセトアミノフェンを与えます(服用量については、P553を参照)。 ●食用油(植物油やオリーブオイル)を小さなコップに入れ、湯煎をして温めます。ぐあいの悪いほうの耳に数滴垂らします。耳穴の外側の縁をマッサージして、痛みがやわらぐように、鼓膜の中に向かってしずくが移動するようにします。 ●赤ちゃんのぐあいが悪いほうの耳を上にして横にするか、上体を起こし、座る姿勢をとらせてその姿勢で眠れるように手伝ってやります。あなたがベッドに枕を2つ重ねた上に座り、赤ちゃんがあなたの胸で眠れるように支えてやるのもいいかもしれません。そのとき、ぐあいのいほうをあなたの胸の側へ、ぐあいが悪いほうを上に向けます。 ●分泌物を鼻から(もしもできるようなら耳管からも)出すように促し、赤ちゃんを蒸気のお風呂に入れます(P559参照)。」 一晩これで費やすってことは、すなわち、親も体力勝負。 *6: 「圧力で海が鼓膜から溢れて、化膿した液体が赤ちゃんの耳孔(外耳道)からでてくること」 「赤ちゃんは普通、鼓膜が破けたあとは、圧力による痛みがなくなり、気分がよくなります」
by liyehuku
| 2007-04-18 06:45
| DD&DS
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Comments(4)
流行っていますね。
私の友人の子供も中耳炎。鼻づまりからきたそうで…。 早くよくなりますように。 ちなみに日本でははしかが流行っているそうです。これはもらいたく無いなあ…
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liyehuku at 2007-04-18 23:49
お気遣いありがとうございます。
お互い様とはいえ子どもの多い場所って結構びくびくしてしまいます。 (私もデイケアで風邪もらったことあるし。) 子どもが病気になると辛いのか傍にいる人に「当たる」(=泣いたり喚いたり暴れたりするが何をやってもなだめることができない)ので対応する方もしんどくなりますよね。 『ベビーブック』では、特に耳の感染症の不快感のせいで機嫌の悪い子どもの性格を「耳的性格」と呼んでいるのですが、うちのは今まさにその真っ最中です。
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ponpinn
at 2007-04-21 08:49
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お嬢さん、その後おかげんいかがですか?
うちもよく風邪もひくし、アレルギーもあるのでいつも鼻タレです。 中耳炎もさることながらサイネスにもなるのでそうなると頭が痛い、と大騒ぎです。日本ではよく鼻水を取ってくれるけれどアメリカでは、そういう処置は耳鼻科を予約しなくてはいけないし、とても高いらしいですね。 私たちの日本のかかりつけの小児科の先生は、鼻も取ってくれるので大事にいたりませんでした…。 お大事に!
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liyehuku at 2007-04-22 00:52
おかげさまでだいぶよくなりました。
薬がよく効いているのか今我が家では娘が一番元気。親は風邪でヨレヨレ(鼻水なの何だの出るものがみんな出てくる状態なので回復傾向ではあります)なのでそれはそれでちょっと困った事態ですが、何はともあれ大事に至らなくてよかったです。 日米で医療って結構違いますよね。医師の考え方の違いというのも大きいですがそれ以前の部分の違い(制度的なものの違いからくるもの)も大きいのかもしれません。
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