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2007年 12月 13日
私が週1回バイブルスタディに通っているバプテスト教会では、月2回、第2木曜日と第4木曜日の午前中にMOPS(Mothers of Preschoolers)の集まりが行なわれている。
回毎にトピックが決まっていて、それに基づいた講義があり、その後講義の内容に関してテーブルごとにグループディスカッションの時間があり、最後に簡単なクラフトを行なう、というのが基本的な流れだ。 いちおう建前として、教会は場所を提供しているだけで(子どものデイケアなどにかかる費用はMOPSの会費から教会に支払われる)、MOPSの集まりは教会の活動とは直接関係のないものだが、メンバーの多くは(日曜礼拝などの際に)同じ教会に通っている。 毎回とは限らないがいわゆるキリスト教のprayerの時間が持たれることもあるし、クリスマスなど宗教的な祝祭日がある時期には、集まりのトピックはもろにキリスト教的な内容になる。 集まりで取り上げるトピックの決定などについて、母体となるMOPSの組織(MOPSの母体は全米的な組織で、在外米軍の家族が現地で行なっている活動なども含めると海外にもいくつかグループがあるようだ)はおそらく関与していない。 母体となるMOPSの組織は(おそらく)キリスト教精神に基づいて設立されたものだ。 先月の第2木曜日だったか、トピックは 「いよいよ年末の大々的な祝祭日シーズンに入るこの時期に、忙しく心身ともに磨り減りがちな感謝祭、クリスマスシーズンをどのような気持ちで乗り切るか考えよう」 というような内容で、「講義」はバイブルスタディの講師の1人が聖書から「マリアがイエスを身ごもり出産するまでどのように過ごしたか」について書かれている部分を引用しながら進められた。 講義の後のグループディスカッションの際にサンタクロースの話になった。 その日、テーブルには新顔の人がいて、話を聞くとご主人の仕事の関係でエルパソには一時的に滞在しているのだとか。小さな息子さんがいて数ヶ月毎に家族で移動しながら生活しているらしい。 他のメンバーが、どこそこのショッピングモールのサンタクロースが面白いのよ、なんていう話をしていた時、彼女が、 「でも、サンタクロースなんて、嘘なんでしょう?そんなの子どもに教えられないわ!」 と叫んだ。 同じテーブルにいた人(この人は私が通っているバイブルスタディの講師で、おそらく50~60代だが何故か毎回参加している。おそらくオブザーバーだかお目付け役だかそんな役割)が、 「あら、全くの嘘ではないのよ。実在の人物を元にしているのだもの。昔々ヨーロッパにニコラウスという司教がいてこの人は本当に人々に贈り物を配って回ったのよ。子どもにはそう教えるといいわ」 と言った。 新顔の人が「嘘なんでしょう?」と叫んだ時、私は内心、「なんとまたナイーブな人だな」と思ったのだが、以前、バイブルスタディで講師(前述)が、 「(同じ人間なのに)マリアやヨセフ(やその他の聖人)を特別視して崇拝するカトリックはおかしい」 という内容の発言をしたことから推察するに、プロテスタントの宗派には(*1)サンタ・クロース(聖人とされるニコラウス)の伝説をあまり快く思わない傾向があるにはあるのだろう。 実際に、「クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日である」ということを子どもたちに教えるべき、という教育的配慮から「サンタ禁止」にしているバプテスト系の学校があるそうな。 とはいってもこの辺りの捉え方は人によるようで、「マリアやヨセフやその他聖人を崇拝するカトリックはおかしい」と言っている講師自身もサンタクロースについては、 「実在の人物を元にはしてあるけど基本的にはフィクションで、それも個人崇拝につながるものではなくて単なる罪のないファンタジーのためのフィクションだしね」 と考えているふうである。 神聖視は許せないが商業主義には寛容なようだ。 *1: 少なくとも「マルティン・ルターによって我々はカトリック教会の古いしきたりやローマ正教会そのものから脱し信仰の自由を得たのだ」という考え方をする人たちには。 この発言(「マルティン・ルターによって我々はカトリック教会の古いしきたりやローマ正教会そのものから脱し信仰の自由を得たのだ」)も、バプテストである講師によるもので、マルティン・ルターに対する「素晴らしい人」という評価も特にルター派に限ったものではないようだ。
by liyehuku
| 2007-12-13 09:27
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