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2008年 06月 30日
娘がサマーキャンプに通っているのはいわゆるチャーチスクールである。
教会の名前が「○○コミュニティチャーチ」となっているところから察するに、宗派には関係なく周辺住民を対象とした教会らしい。(新興住宅地では定期的に住民が集まって例えば「地域内に公園を作ろう」というような話し合いをしているところもあるそうだ。そういった流れでキリスト教教会ができるのもここではそう珍しいことではないように思われる。) サマーキャンプの前期は先週いっぱいで終わり。 前期に参加した子どもたちは、6月29日の日曜日(今日)の11時に始まるサービス(*1)で讃美歌を振りつきで歌うことになっており、それに向けて毎日30分程度合同で練習を行なっていた。 サマーキャンプに通わせ始めた当初、まだ私が一緒に参加している時には、娘は私から絶対に離れようとしなかったし、もちろん、合同練習の時もステージの上に上がる気配はなかった。 本番に参加させるのは無理だろうと思っていたのだが、担当の教師から、 「彼女は一番幼いしまだここに来始めてから間もないからどれだけできるかはわからないけれど、とりあえずステージにはみんなと一緒に並ばせています。彼女はみんなの中で一番小さくてみんなと一緒に並んでいるだけでも映えるのよ。教室でその曲がかかると踊ることもあるし本番にも参加させてみては」 という提案があった。 「でも私がその場(客席)にいる状態でステージに上がっていられると思います?」 と尋ねると、 「とりあえず金曜日の練習を見にきてはどうでしょう?入ってきて椅子に座って見ていてください」 とのことだった。 金曜日、言われた通りの時間に学校に行く。 入るタイミングが難しくしばらくは講堂の外からこっそり見ていることにする。 ようやく子どもたちがステージ上に並ぶ。娘は最前列に所在なげに立っている。 曲が始まり他の子どもたちはみんなそれなりに楽しげに歌ったり踊ったりしているが娘は微動だにしない。 2曲目が始まるがやっぱり動かない。 2曲目が終わる頃、私はそっと中に入って椅子に座った。 3曲目が始まるが娘はやっぱり微動だにしない。 あんまり動かないので隣で踊っていた同じクラスの男の子に揺すぶられていた。彼にしてみれば「何でこの子は踊らないんだろう?」というのが不思議でしょうがなかったらしい。「試しに自分が躍らせてみよう」とでも思ったのかもしれない。 娘は娘で「何でみんなで一緒に踊らなきゃいけないんだろう?」ということが全く理解できていないらしい。結局練習が終わるまで、そして終わってみんながステージ上からいなくなっても自分からは微動だにしなかった。 私の後から入ってきてすぐ近くに座っていた知人曰く、 「まだ○○(=娘の名前)はいいわよ。ステージにちゃんといるから。うちのは・・・・・・」 上の子(5歳)はさすがにちゃんとステージ上で歌ったり踊ったりしていたが、下の子(3歳)はその合間合間にステージを離れてあちこち走り回っていた。 「日曜日、是非連れてきたらいいと思うよ」 と知人。 担当の教師にも同じことを言われる。 「まあ、何が起こるかってことは誰にもわかりませんから(ひょっとしたらってこともあるかもしれませんよ)」 さて当日の今日。 夫と2人で娘を学校(=教会)に連れて行く。子どもたちは30分早めに来るように言われている。娘をなだめすかし最後は逃げるようにして子どもたちの控え室へ置いてくる。私たちは講堂で待機する。 11時のサービスが始まり、祈りと讃美歌数曲が終わった後に子どもたちが入場。 娘はやはり所在なげに最前列にいる。 そしてやっぱり始めから終りまで微動だにしなかった。 ただし、同じクラスの他の子どもたち(娘とだいたい同じくらいの年齢の子どもたち)も今日は踊らなかった。彼らは練習の時は踊っていたから、観客が大勢いて様子が違っていることに戸惑っていたのかもしれない。 手の中のおもちゃを落ち着かない様子でひたすらいじっている男の子。その隣の男の子は後ろで大きな子どもたちが踊っているので一瞬その気になったらしい。だが隣の友達が踊る気配を見せないため踊りに参加するのも落ちつかないし、かといって踊らないでいるのも落ち着かないし・・・・・・といった状況に。しょうがないので2人でおもちゃの話をしている。 ひょっとしたら練習の時にはいなかった父親母親がその場にいることで「里心」みたいなものがついてしまったのかもしれない。プログラムが始まる前に女の子が2人、控え室から泣きながら客席の父親や母親の元に戻ってきた。 やがて子どもたちが入場しようやくステージ上に整列したと思ったら、男の子が1人、最前列に母親の姿を認めてステージを降りてしまう。金曜日の練習の時に娘を揺すぶっていた子だ。すぐにプログラムの指導をしている女性にステージ上に戻されたものの、母親が気になってしょうがないのかやっぱりうろうろしたり寝転がったりしていた。 子どもたちのプログラムが終わってからも娘は微動だにせず結局、教師の一人に手を引かれて退場した。 「大勢の人たちの前で怖気づいている」とか「お父さんやお母さんがいるから里心がつく」とかそういったこと以前の問題として何が何やらさっぱり理解できていなかったのだろうと思う。 とはいえ、プログラムの間、彼女は最前列でビデオや写真を撮っている父兄のカメラに気を取られていたのを見るとそれくらいの心の余裕はあったらしい。娘はカメラが好きなのだ。 帰り際、通りすがりに誰かから「ああ、この子!ステージにいたわよね?」と声をかけられる。彼女は娘に、 "You did a great job! You made everyone look so good" と言った。 褒め言葉ではあるが考えようによってはいろんな意味に取れる。その人がどういうつもりで言ったのかはあえて考えないことにした。 親としてはよくやったと思っている。 *1: 教会にもよるのだと思うが、日曜の礼拝を時間をずらして何回か設けている教会が多いようだ。それぞれの回は「サービス」と呼ばれ、各サービスにはそれぞれ牧師の講釈、讃美歌斉唱、祈りなど、一般的に日曜礼拝に必要とされているような一通りのことが含まれる。
by liyehuku
| 2008-06-30 07:51
| DD&DS
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