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2008年 08月 09日
私は田舎育ちで、昔は虫やトカゲや魚を追って野山を駆け回っていた子どもだった。
中学の頃だったか高校の頃だったか、国語の教科書にコンラート・ローレンツの『ソロモンの指輪』から「アクアリウム」が載っていたのを読んでからはそれに夢中になった。残念ながら学校の授業では取り上げられなかったが、私は授業中そこばかり繰り返し読んでいた。 高校3年生になっても網を持って川に出かける娘に、母は、 「あんた、もういい加減やめたら?お母さん、恥ずかしくって」 と困惑顔だった。(もっとも母も似たようなものである。対象は植物だが。) 実家には私が物心ついた頃には既に犬や文鳥なんかがいて、アヒルやニワトリなんかを飼っていた時期もあった。 知り合いの農家のおじさんが草刈りの途中で誤って母鳥を傷つけて殺してしまったとかで、母がキジの卵をもらったこともある。卵は孵って最終的には2羽が成鳥になった。(確かその後、雉鍋にするだか、剥製にするだかという知人に譲ったはずである。)(*1) それに対し、夫の方は生きた動物にあまり縁がなかったらしい。 とはいうものの「縁がなかった」というのは私との比較においてはそうだったというだけのことなのかもしれない。夫の実家もそれなりに田舎だったようだし、小さい頃には犬を飼っていたという。(単に私の育った環境の方が過剰だっただけかもしれない。) しかしそのわりに彼は動物が苦手である。 本人に聞いてもきっぱり 「生きた動物は好きじゃない」 という返事が返ってくる。 よくよく考えてみれば「動物が苦手である」ということ、そういう人がいることは別に不思議なことでも何でもない。 「子どもと動物は可愛がるもの」という世間の風潮があって、たまたま自分(=私)が動物好き(「好き」というよりは「それが傍にいることにあまり違和感を感じない。慣れている」とか「その生態などに興味を持ちそれを観察するのが好き」と表現した方が正確だが)だから、何だか不思議な気がするだけなのだろう。 先日サンタフェに行った時、街のあちこちに犬を散歩させている人がいて、たいていの人は興味津々ながらもおっかなびっくりの娘に、 「うちのは大人しいから大丈夫だよ、触ってみる?」 と声をかけてくれる。 私はそういう時、状況を見てそれが許す限りは触らせてみる。(*2) 一度、たまたま夫が娘を抱いている時に声をかけてきたおじさんがいた。 「触ってみる?」 と言うのに夫は、 「いや、結構」 と素っ気なく言ってさっさと行ってしまう。おじさんは後ろでぽかんとしている。 私は苦笑して、 「せっかくなんだから触らせてみるくらいすればいいのに」 と言った。 しかし同時に、「まあ、夫が動物が好きでないならそれはそれでいいかな」とも思った。 たとえ夫の動物嫌いが原因で娘が動物嫌いになってとしてもそれは大した問題ではない。そして、それは娘の問題だ。 それに好き嫌いと動物との接し方、関わり方がちゃんとしているかどうかは全く別の問題である。 世間には動物好きでも接し方を知らない人は多い。野良犬でも何でもやたらベタベタ可愛がって「噛まれたらどうするのかしら?」とか「懐かせるのはいいけど自分で飼うわけでもないのにどういう風に責任を取るのだろう?」と見ているこちらの気を揉ませるような人もいる。 生き物っていうのは「好き」だけではどうにもならないのだ。 以前(娘が生まれる前。まだテネシーの最初の家に住んでいた頃)、私が近所の人から迷い犬を預かって帰ってきた時、 「もし、飼い主が見つからなかったら、あの近所の人の家で新たにもう1匹犬を飼うのは無理みたいだし、うちが飼うことになる。そうなると帰国する時にもし引き取り手が見つからなかったら日本に連れて帰ることになりそうなんだけど」 という話を夫婦でしたことがある。 「その時には一軒家を買うしかないね」 という結論になったが、夫は-「或る日、仕事から帰宅したらいきなり大きな犬がいた」という事態に困惑してはいたものの-それに関して嫌な顔を一つもしなかった。(犬の飼い主はその後無事に見つかった。一時預かり主だった近所の人が発見者である孫息子と一緒に迎えにきて、犬は嬉しそうに帰って行った。) (動物とどう関わるかということに関して)私は自分がもっとも重要だと思う点で、私は夫の感覚を信頼している。 だからそれ以外のことはどうでもいいと思う。 *1: 野鳥(それとも野生動物全般?)を飼うには本当は市だか何だか公の機関の許可が必要。ましてや勝手に雉鍋だか剥製だかにしてはいけないはず、本当は。 *2: まず犬と飼い主の様子をよく観察してから。たいていの場合、飼い主もよく注意を払ってくれ、娘に丁寧に教えてくれる人もいる。 対動物の場合、基本的には相手の目をじーっと見るのはダメ(こちらがケンカを売っていると相手に感じさせるから?)なのだが、娘もおっかなびっくりなのでついつい相手と見つめ合う感じになってしまうのが難しいところ。 ゴールデンリトリバーなど性格の穏やかなタイプの犬ならそれでもあまり心配しないが、小型犬なんかには意外に気が荒いのもいて注意が必要なようだ。(飼い主もそのへんは心得ているのか、犬を自分の方に向けて抱き、娘に犬の背中を差し出す格好にして「ほら、ここを撫でるといいよ」という人もいる。) あと、娘の様子にもよる。決して無理強いはしない。というより、判断材料としては娘の「これは危険」を察知する本能が一番当てになると思っている。
by liyehuku
| 2008-08-09 04:00
| Other Memories
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Comments(4)
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野猫
at 2008-08-10 20:45
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犬は教育しないと序列に厳しいので、人間の子供は犬より格下なので、犬が躾ようとする。歯をあてるだけで噛むということは本来ない。仮に噛んだら骨も砕ける。序列は、どういうところで犬は感じているかというと、声質、歩き方、体格の大きさ、男、女。ま、だいたい中学生になれば、同格か目上扱いがはじまるかな。ゴールデンレッドリバーなら、小学生低学年程度の知力というか心があるとおもってよい。逆に猫は、ウサギ並み。うさぎと違って、アイコンタクト(猫は近眼で鼻をむけているだけなんだけど)と、ニャーと鳴く、こちらは条件反射。
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野猫
at 2008-08-10 20:46
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自分の家にいる犬と子供とは主人しだいだけど、他人の犬と子供は距離をおかせた方がいいと思う。他人でなく友人ならなんとかなるだろうけど。ちなみに、目より歯を見せてはダメ。笑顔で歯もダメ。友好の印は口をあけて舌を見せる。背中を見せる。頭を下げる。これは、犬がやっているのでマネるのでもいい。S字に歩くのも良し。それと、犬が一番喜ぶのは、首筋マッサージ。鼻先と頭はダメ。猫について人間が勉強しても面白くないけど、犬について書かれた本を読むと、面白くなって、好きになるかも。とある本に、夫と妻と犬とで暮らしていて、とても仲がよく、ところが、夫婦のベッドインを犬が見てしまったら、ショックで窓から犬が飛び出して死んだとか、犬にとっては、自分の方が人間らしい生活をしていて、愛していた二人が獣のように?
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liyehuku at 2008-08-14 07:31
>人間の子供は犬より格下
私も子どもの頃、実家の犬からその扱いを受けてましたね。 『シアーズ博士夫妻のベビーブック』によると「小さな子どもと同居させるなら猫の方が無難」だそうです。 >他人の犬と子供は距離をおかせた方がいい 私もそう思います。 だから飼い主が「大丈夫だよ」と言っても、まず相手がちゃんと犬をおさえているかどうか、または完全にコントロールできているかどうかを見ます。(なので実際にはそれほど「積極的に」は娘に触らせていないかも・・・・・・。)(←という事実を反映してちょっと記事に修正加えました。) こちらの番組で"Dog Whisperer"とか"It's Me or the Dog"(これはBBCイギリスの制作なので正確にはイギリスの番組)というのがあって、犬のしつけに困っている一般家庭にしつけのプロが赴いて指南するという内容なのですがとても面白いです。 これも犬だからこそなんでしょうね。猫だと番組として成立させるのは難しそうです。 <続く>
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liyehuku at 2008-08-14 07:38
<続き>
これは別の番組(アニマルポリスもの)からの情報ですが、猫ってある程度成長してしまうとsocializedできないそうです。 そこで使われていたsocializedには、人間と一緒に暮らす(=人間が飼う)ために「慣れさせる」「しつける」ことができる、といった意味合いが強いようでした。 <終わり>
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